初音ミクのクリプトンが仕掛ける「地域密着型クラウドファンディング」、どんなプロジェクトが?
札幌市中央区を拠点に活動するクリプトン・フューチャー・メディアは、歌声合成ソフト「初音ミク」など音楽制作ソフトを開発・販売する、北海道密着型の企業だ。新製品の開発は北海道で行い、販売は全国・全世界で展開している。
そのクリプトンが新たなクラウドファンディングサイト「アクトナウ」を開設した。2015年4月10日開設されたこのサイトには、30万円から50万円程度の資金を集めたい事業者のアイデアが掲載され、資金提供を募る。期間内に目標額が集まれば資金を受け取れる仕組みだ。
「アクトナウ」の最大の特徴は、道内で新製品開発や社会貢献などに取り組む企業や、団体、個人の挑戦を資金面などで支援する「地域密着型」のクラウドファンディングであること。北海道発の「地域活性化」が目標のようだ。
現在、次のような事業が出資者を募っている。
mina an ikorのプロジェクトは、「アイヌ文化継承者デザインのアイヌ文様を使って、世界に誇る北海道の新ブランドを立ち上げたい!」。ToyToy氏が生み出す『アイヌ文様』を中心とした、クリエィティブ作品を展開していく。
続いて紹介するのは、食品加工工房MUKU。「北海道産の食材を使った各6種類のスープとカレーを、道民がお薦めする贈り物にしたい!」というプロジェクトだ。専任シェフが選び抜いた道産食材をふんだんに使い、丹精を込めて仕上げた逸品。
こちらは、車椅子ソフトボール協会(JWSA)のプロジェクト。「車椅子ソフトボールをはじめたい子供達のために、競技用車椅子を購入したい!」という。車椅子ソフトボールを始めたい子供たちのために、競技用車椅子を購入する。出資者には金額に応じて、オリジナルTシャツが送られる。
ほかにも10日現在、計6件のプロジェクトが公開されている。