「台風コロッケ」というと、2ちゃんねるで生まれ、コピペとして受け継がれたインターネット上のジョークとして知られている。 しかし、近年では様々な店で散発的に「台風コロッケ」が売り出されるなど、ネットを飛び越え、リアルでも徐々に浸透しつつあった。そして、2017年10月20日、本州への台風上陸を控えたこの日、大手スーパーの「イオン」が会社を挙げて参加したことで話題になっている。 「ここまでの反響は予想していませんでした」 「台風コロッケ」に定着の兆し?(画像はイメージ) 「台風コロッケ」というネタは、2001年の2ちゃんねる(当時)に立てられた「上陸秒読み実況スレッド」に唐突に投下された、 「念のため、コロッケを16個買ってきました。もう3個食べてしまいました。」 という書き込みを起源とする。 何が「念のため」なのか、なぜコロッケなのかは不明だが、それ以来16年に渡って受け継がれているコピペの1つだ。 そうした経緯もあり、長い間インターネット上で細々と楽しまれていたため、イオンが「台風コロッケ」を大々的に取り上げてキャンペーンとして打ち出したことは、ネットユーザーには驚きをもって迎えられた。 台風コロッケwイオンモール日の出にて pic.twitter.com/6inz0lTTXo— とけい (@doraemon3125) 2017年10月22日 2chで始まった台風コロッケ、まさかイオンが販促に組み込む時代が来るとは— しんいち(°?°) (@shin_1) 2017年10月22日 台風コロッケのハッシュタグ見てたんだけど、イオンすごいな。毎日新聞にも取り上げられたみたいだし、今後日本の文化として根付きそう。— 大葉もみじ (@over_momiji) 2017年10月22日 イオンは既に台風バッチコイの臨戦体制ですわ #台風コロッケ pic.twitter.com/YGdU2lhWqK— amori (@amori_twt) 2017年10月21日 このキャンペーンの裏側について、Jタウンネット記者が17年10月23日、イオンリテールの担当者に取材したところ、 「2017年の9月に台風18号が上陸した際に、早い時間にコロッケが完売する店がいくつかありました。それもあって、台風の際にはコロッケへの潜在的なニーズがあるんじゃないかと考えました。それで、今回は5割増しでコロッケを揚げることを決定しました」 と語った。インターネットを飛び出し、実際にコロッケの購入に至った人々が多かったことが直接の原因だったようだ。 このキャンペーンへの反応は上々だったようで、 「土、日の2日間では、コロッケの売り上げは普段の1.5倍まで上がりました」 と語りつつも、 「売れる、と思って実行しましたが、ここまでの反響は予想していませんでした」 と、驚きを隠せない様子だった。 この盛り上がりを見るに、いずれは新たな文化として広く親しまれる日も来るのかもしれない。