気鋭の演出家・稲葉賀恵が名作に挑む 『Les Justes~正義の人々~』上演決定!
記事配信日:
2026/10/24 12:00 提供元:共同通信PRワイヤー

爆弾を手にした若者たちはどこへ向かうのか?
“正しい”とは何か、迷い続ける現代人へ。
気鋭の演出家・稲葉賀恵が名作に挑む
『Les Justes~正義の人々~』上演決定!
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202610238628-O1-Egxi6LYg】
2027年3月にノーベル賞作家アルベール・カミュの名作『Les Justes〜正義の人々〜』の上演が決定しました。演出は2025年度の読売演劇大賞最優秀演出家賞を受賞した稲葉賀恵です。
ノーベル賞作家、アルベール・カミュの革命劇
本作は1949年12月にパリで初演。カミュが、1905年にロシアで起きたセルゲイ大公暗殺事件に想を得た作品です。
舞台はロシア。圧政を改革しようと若者たちは、権力の象徴である皇帝の叔父・セルゲイ大公の暗殺を企てる。詩人のイヴァンは革命が人々の幸せにつながると信じて、爆弾を投げる役目を志願するが…。
史実をもとに、政治や暴力、そして正義について問いかけた骨太な作品です。
先日、フランスで生活費の高騰などに抗議する大規模なデモがあり、一部が暴徒化し放火や略奪行為が相次ぎ2000人以上が拘束されるという事態になりました。誰もがより良い世界を願っていますが、そのために何をどうすればよいか、正しいとは何か、逡巡する現代人は、まさに本作の登場人物たちに重なります。
演出は、読売演劇大賞最優秀賞の稲葉賀恵
演出は稲葉賀恵。文学座の若き演出家として頭角を現し、文学座以外の舞台でも今や引っ張りだこの期待の才能です。
2023年、『加担者』(オフィスコットーネ)と『幽霊はここにいる』(PARCOプロデュース)の演出で第30回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞。そして、2025年度の読売演劇大賞では、自身が翻訳家の一川華と共同主宰するポウジュの公演で最優秀演出家賞を受賞しました。実力は折り紙付きです。
気鋭の演出家、稲葉賀恵が現代日本に投げかける意欲作。どうぞご期待ください!
<あらすじ>
若き革命家たちが、ロシア帝国の圧政を打倒しようと爆破テロを計画。詩人のイヴァンは標的であるセルゲイ大公の馬車を爆破する役割を担う。しかし、いざ爆弾を投げ入れようとしたとき、馬車の中に子供たちが同乗しているのを目にし、爆弾を投げることができず断念する。
イヴァンの行動は革命家グループ内では激しい論争となり、「大義のためなら子供も殺す」とする強硬派のステパンに対し、イヴァンの恋人のドーラは「子供を殺してまで達成される正義はない」と反論する。
その後、イヴァンは一人で馬車に乗っていた大公の暗殺に成功。彼はその場で捕らえられ、死刑を宣告されるが、獄中で彼は大公妃からの特赦の申し出を拒絶。自分の命を捧げることで「殺人の罪」を贖うと、彼の正義を貫くのだが…。
<公演概要>
タイトル:『Les Justes〜正義の人々~』
作:アルベール・カミュ
演出:稲葉賀恵
公演日程:2027年3月 東京公演 大阪公演
公式サイト:lesjustes.net
公式SNS(X):@Justesjp
主催:Les Justes製作委員会
稲葉賀恵(いなば・かえ) プロフィール
演出家。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。在学時より映像作品などの創作を開始。2008年文学座へ入所、2013年座員に昇格後、4月に文学座アトリエの会『十字軍』にて初演出。主な演出作品に『野鴨』『熱海殺人事件』(文学座アトリエの会)、『誤解』『私の一ヶ月』『ガールズアンドボーイズ』(新国立劇場)、『ブルーストッキングの女たち』(兵庫県立ピッコロ劇団)、『墓場なき死者』『母 MATKA』『加担者』(オフィスコットーネ)など。近年の作品に『幽霊はここにいる』(PARCOプロデュース)『ブレイキング・ザ・コード』(ゴーチ・ブラザーズ)、『音楽劇不思議な国のエロス』(ミックスゾーン)、『リンス・リピート』(ホリプロ)、ミュージカル『ONCE』(東宝)など。9月にシアタートラム『Yerma』上演。12月にミュージカル『Four minutes』の演出を控える。『加担者』『幽霊はここにいる』で第30回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞。ポウジュ公演『リタの教育』『オレアナ』『Downstate』の演出において2025年度の読売演劇大賞最優秀演出家賞を受賞。
アルベール・カミュ プロフィール
Albert Camus 1913年~1960年。仏領アルジェリア出身。大学卒業後、1938年にアルジェの新聞の記者となり、劇団活動も行う。1940年、反政府活動によりアルジェリアからの退去命令を受けフランス本土に渡る。第2次大戦中から『コンバ』紙主筆としてレジスタンス運動。1942年の小説『異邦人』、評論『シーシュポスの神話』等で打ち出した“不条理”の哲学で注目され、1947年の小説『ペスト』はベストセラーに。劇作家としては『カリギュラ』『誤解』『戒厳令』『正義の人びと』(本作)などの戯曲を残した。1957年、43歳の若さでノーベル文学賞を受賞。1960年、サンス~パリ間の通称ヴィルブルヴァンで自動車事故により死去。
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