「栄養の日・栄養週間 2022」イベントレポート 高橋みなみさんがスペシャルゲストとして登場!
“健康と環境に配慮した食”について考える。アイドル時代の食生活、“栄養との向き合い方”の変化も語る
2022年8月1日
公益社団法人 日本栄養士会
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「栄養の日・栄養週間 2022」市民公開講座 イベントレポート
「サステナブルに食べる」ってどういうこと?
~人にも地球にもやさしい持続可能な栄養とは~
高橋みなみさんがスペシャルゲストとして登場!
“健康と環境に配慮した食”について考える
アイドル時代の食生活、“栄養との向き合い方”の変化も語る
■実施日 2022年8月1日(月) 10:50~11:45(リアル+オンライン開催)
■登壇者 高橋みなみ(スペシャルゲスト)、鈴木志保子(公益社団法人日本栄養士会 副会長)
公益社団法人 日本栄養士会は、“栄養と環境 ―地球を元気に、未来を笑顔にー“をテーマとして開催する「栄養の日・栄養週間 2022」の一環として、市民公開講座『「サステナブルに食べる」ってどういうこと?~人にも地球にもやさしい持続可能な栄養とは~』を8月1日(月)、東京・豊島区の「GLOCAL CAFE IKEBUKURO」で実施(リアル+オンラインのハイブリッド形式)しました。
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“栄養週間(8月1日〜8月7日)”の初日に実施された同講座には、タレントとして活躍している高橋みなみさんがスペシャルゲストとして登場。世界的な関心事として注目を集めている栄養や食糧問題について、公益社団法人 日本栄養士会鈴木志保子副会長とトークを展開しました。
昨年、初めての料理本を出版した高橋さんは“サステナブルに食べる”をテーマとしたトークの中で、「人に見られる仕事だから、常に『痩せたい』と思っていました。朝食や夕食を抜くこともあり、その反動で夜にお菓子を食べてしまうこともありました」など、トップアイドルとして多忙を極めた当時の食生活に関するエピソードも披露。デビュー当時から現在までに大きく変化した“栄養との向き合い方”を振り返りながら、栄養の大切さ、そして食糧事情について学び、若い世代の人々に向けて「3食きちんと、ほどほどに食べることが大事、栄養は知るとおもしろいですね!」と呼びかけました。
■イベントの様子
“栄養の日”として制定される8月1日を前に実施された市民公開講座『「サステナブルに食べる」ってどういうこと?~人にも地球にもやさしい持続可能な栄養とは~』にスペシャルゲストとして登壇した高橋さんは、「食べることも(料理を)つくることも好きでなんですけど、栄養については詳しくないので、今日はしっかり学びたいと思います!」と笑顔であいさつし、テーマでもある“サステナブルに食べる”について解説する鈴木副会長の言葉に耳を傾けました。
鈴木副会長が「自分自身の持続可能(サステナブル)を考えるならば、まずは健康維持が大切。健康維持には、もちろん栄養、食事が大事で、日々の食事の蓄積が将来の自分に影響を及ぼします。それが栄養、食べることなのです」と話すと、高橋さんは感心した表情で「健康を維持するって難しいですよね…。最初からすごく勉強になります!」とリアクションし、「料理することは好きですし、結婚もしているので、夫が家にいる時は一生懸命つくろうかな…って、週3回くらい自炊してます(笑)。自分ひとりの時は『なんでもいい』って思っていたのですが、なるべく和食でお野菜中心、品数多めって意識しています。あと、色ですね。緑が多すぎてもバランスが悪そうだから、玉子で黄色、赤が足りないからパプリカで和え物をつくるか…って」と、現在の食生活や栄養との向き合い方についてコメントしました。
正しい食生活への関心が高まった高橋さんは、“サステナブルに食べる”について「3食きちんと食べないといけない?」など疑問を投げかける場面も。鈴木副会長が「私たちの身体は化学反応の連続です。エネルギーを使うためには、1日に摂らなければならない食事を分散することが必要です。1日2食でも大丈夫ですが、12時間に一食は難しいですよね」と管理栄養士の観点で回答すると、高橋さんは「私は12時半に1食目を食べて、2食目が(午後)8時くらい。そうなると、身体にはよくないんですね」と納得の表情を見せました。
高橋さんがアイドルとして活動していた当時の食生活について「朝は食べないかスムージーを飲むか。お昼は現場のお弁当。夜は疲れて寝ちゃうので食べないこともありました」と振り返り、「本当に不健康だけど、人に見られる仕事だから『常に痩せていたい』と思っていました。その反動で遅い時間にお腹が減ってポテチをひと袋食べてしまうこともあって、、、とんでもない食生活でした」と振り返ると、鈴木副会長も現代の若者の栄養状態や誤ったダイエット法に起因する“痩せ”についての問題点に言及。高橋さんは自身の経験を踏まえながら「今の10代、20代の女性は見られる機会が多くて、細くなりたい人も多いから栄養が足りないはず」と、若者たちの健康についてコメントしました。また、学校の給食が“理想的な食事のカタチ”であることを知った高橋さんは、「栄養には知識が必要ですね。給食が栄養の満点のカタチだったんですね」と大きく頷きました。
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■概要
・タイトル:
市民公開講座「サステナブルに食べる」ってどういうこと?~人にも地球にもやさしい持続可能な栄養とは~
・実施日時:
2022年8月1日(月) 10:50~11:45
・会場:
GLOCAL CAFE IKEBUKURO(東京都豊島区東池袋3-1-1 サンシャインシティアルパ1F)
・URL:
https://www.nutas.jp/84/
・主催:
公益社団法人 日本栄養士会
・登壇者:
高橋みなみ(スペシャルゲスト)、鈴木志保子(公益社団法人日本栄養士会 副会長)
■関連イベント 「サステナブルに食べるためのレシピ」オブ・ザ・イヤーの表彰式も実施
管理栄養士や栄養士が考案し、SNSに投稿した「サステナブルに食べるためのレシピ」(総投稿数:520件/総投票数:9,878票 8/1時点)の人気投票を行い、獲得票数の多かった3点の作品を8月4日「栄養の日」を記念した「サステナブルに食べるためのレシピ」オブ・ザ・イヤーとして表彰しました。受賞した3名のうち、「セイボリースコーン」を投稿された菱沼未央(ひしぬまみお)さんは表彰式のステージに登壇し、「地球にとっても身体にとってもサステナブルを両立できるレシピです」と笑顔を見せました。
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「サステナブルに食べるためのレシピ」オブ・ザ・イヤーを受賞したレシピと日本栄養士会からのコメント
レシピ名「セイボリースコーン」/ 菱沼未央(ひしぬま みお)さん
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「野菜ジュースを組み合わせることで、栄養価を高くする工夫を取り入れている点、また、国産原料、自家製野菜にこだわり、サステナブルに対する意識がとても高いレシピです。夏場でも簡単に作れて、見た目もとても美しく、食欲をそそるレシピでした」
レシピ名「食べて You(ゆう)知 (ち)!バター醤油香る、じゃがいもあんのキウイ大福」/ 佐藤貴子(さとう たかこ)さん
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「北海道の豊富な食材を使っており、地産地消に対する意識の高いレシピでした。特に、大福生地に牛乳を使用し、カルシウム量をアップしている点は、健康に貢献できる工夫のポイントです。地方の特色を活かしたとても美味しそうな投稿でした」
レシピ名「リボベジ豆苗と外葉レタスのピリ辛サラダ」/ 葉梨静香(はなし しずか)さん
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「豆苗は加熱するレシピが多い中、リボベジ豆苗の柔らかさを活かして、生でも食べられるサラダのアイデアは斬新でした。加熱調理をしないことでエコロジーな点も、地球にとってもサステナブルです。ピリ辛の味付けも食欲が落ちやすい夏にぴったりです」
■ご参考 「栄養の日」および「栄養週間」について
公益社団法人 日本栄養士会は、全ての人びとの健康の保持・増進を実現するために、「栄養の日(8 月 4 日)」、「栄養週間(8月1日〜8月7日)」を制定しました。栄養について一般生活者に親しみを持っていただくことを目的とし、“8(エイト)”と“4(よん)”で、「えいよう」の日としています。7月31日栄養改善法公布、8月1日公益社団法人設立日、8月2日健康増進法公布など、栄養や当会に関連する記念日が多数あることにも由来しています。