CHIMEIが世界初の、化学的にリサイクルされたMMAから作られた光学ライトガイドプレートを発表
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AsiaNet 95534 (0872)
【台北2022年4月20日PR Newswire=共同通信JBN】CHIMEI Corporation(奇美実業)は20日、ディスプレー用の光学ライトガイドプレート(導光板)に化学的にリサイクルされたMMA(メタクリル酸メチル)を実装することに成功したと発表した。このライトガイドプレートは、未使用のMMAと同じ光学特性を保持できるリサイクルのMMAを使用している。CHIMEIは2023年第3四半期に、リサイクルMMAライトガイドプレートの量産を開始する計画である。CHIMEIは、新しいソリューションの導入に成功し、ディスプレー分野におけるリサイクル材料の新領域を創出した。これは、ディスプレー分野の持続可能な循環の旅にとって重要な節目を画するものである。
循環型リサイクルと炭素削減を実現するために、CHIMEIはサプライチェーンと協力し、メカニカル(機械的)リサイクリング、ケミカル(化学的)リサイクリング、バイオマス素材など多様な持続可能な素材の開発と利用に取り組んでいる。CHIMEIは、国際的なPMMA(アクリル樹脂)アクリルペレットおよびライトガイドプレートの重要なサプライヤーとして、リサイクル素材使用への顧客の期待に応え、光学素材に適したリサイクル技術を積極的に評価してきた。さらに、CHIMEIは、光学材料やプレートに関する長年の製造経験と優れた技術力を備えている。同社は、リサイクルされたMMA光学ライトガイドプレートを市場に初めて導入することに成功した。CHIMEの成果は、リサイクル素材は外装部品にしか使用できないという考えを打ち砕いた。同社は、リサイクルされた材料が重要な光学部品に使用できることを成功裏に実証し、ディスプレーの持続可能な循環の旅にとって重要な節目に到達した。
CHIMEIのリサイクルされたMMAは化学的リサイクリングを使用している。CHIMEIとその顧客によってリサイクルされたPMMA廃棄物は、熱分解を通じて処理され、元のMMAに戻される。このプロセスにより、新しいMMAの使用を削減することができる。これは、より少ないエネルギー消費で、炭素削減効果は40%に達すると期待されている。将来的には、リサイクルされたMMAがCHIMEI PMMA、MS、MABSの各製品で使用されることが可能になり、循環的なメリットが増大することになる。
CHIMEIは長年、リサイクル素材の開発に取り組んできた。同社は2016年、初めてメカニカルリサイクリングの展開を開始し、PCRプラスチック材料リサイクリングサプライチェーンを構築、すでに重要なPCR ABS、PCR PC、PCR合金のサプライヤーになっている。この成功に向け、CHIMEIはケミカルリサイクリングのより技術的な分野に挑戦した。CHIMEIは、循環型リサイクル素材の開発に向けより大きな貢献をすることを目指した。
▽CHIMEI Corp.について
CHIMEIは、台湾を拠点とする高性能材料企業であり、高度な高分子材料、合成ゴム、および特殊化学品を設計、製造している。
ソース:Chimei
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