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福井の「絶景スポット」で打線組んでみた! 東尋坊に恐竜...だけじゃない、地元民が選ぶ「最強スタメン」

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2021.03.24 12:00
提供元:福井県
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2024年春に、北陸新幹線福井・敦賀開業を予定している福井県。その魅力を読者に伝えたい――。

県北の断崖絶壁「東尋坊」や勝山市の「恐竜博物館」、猫好きにはたまらない「猫寺」......。これまでJタウンネットは、福井のオススメスポットやご当地グルメを計4つの記事を通して紹介してきた。

それでもまだまだ魅力を伝えきれていないのが現状だ。

たとえば、像高17メートルの「越前大仏」。これは、奈良の大仏よりも2メートルも大きい。

たとえば、「日本の歴史公園100選」に認定されている「西山公園」。春には、約5万株のつつじが咲く。

みなさんは、ご存知だろうか。

地元民なら知っていても県外の人には...、なんてスポットは多分にあるはずだ。

そこでJタウンネットでは、福井県を地元とする4組に、オススメの「絶景スポット」を教えてもらった。

コロナ禍で旅行がしづらい昨今ではあるが、状況が落ち着いたら行ってみたい場所がたくさん。

今回は、これら絶景スポットを「野球の打線」に例えてご紹介したい。

地元民が組んだ最強のスタメンは...?

「●●で打線組んでみた」――。これは、大手掲示板5ちゃんねるやツイッターなどでよく見かける定番ネタだ。

食べ物や歴史上の人物などを、野球の「打線(打順)」の特徴にたとえて、並び替える。例えば、「好きな寿司ネタ」をテーマに筆者が打線を組むなら、絵面的に引きの強いイクラが1番打者で、寿司の王道・大トロが4番にする......といった具合だろうか(もちろん組む人の考えや感覚によって、「ネタ」は異なる)。

1番打者から9番打者まで専門的な役割があるが、「福井の絶景」で打線を組むなら、こんな感じだろうか。

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トップバッターには、県外からの観光客に「最初に」オススメしたいスポット。

そこからいわゆる「スター」である4番まで、様々な絶景で打線を繋いでいく。

縁の下の力持ちである5番には、4番に次ぐ場所を選んでもらい、6番以降も、チームを下支えするスポットで打線を固めていく――そんなイメージだ。

Jタウンネットでは、4組の「地元民」に打線を組んでもらった。

その4組とは

(1)福井県新幹線開業課
(2)福井銀行の女性行員で結成されたチーム「ふくジェンヌ」
(3)写真を通じて福井の魅力を発信する「福井カメラ部」のメンバー・tomosakiさん
(4)福山雅治さんのモノマネでお馴染みのお笑いタレント・みっちーさん

である。では早速、それぞれが選んだ最強のスタメンを見てみよう。

まずは、福井県の新幹線開業課だ。

2024年春の北陸新幹線福井・敦賀開業に向け、福井の魅力をPRしたり、県内の開業機運を盛り上げたり、といったソフト面での施策を実施している課である。

打線票を左にスワイプすると、選定理由とともに、それぞれのスポットの美しい写真が見られるので、まずは選ばれた絶景をお楽しみいただきたい。

新幹線開業課は、1番、県外の人に最初にオススメするスポットに、曹洞宗の大本山「永平寺」(永平寺町)を選出。お寺の壮大さを味わってもらうカタチだ。

2番「西山公園」では、例年5月初旬頃に5万本のつつじが満開を迎える。老若男女問わず、楽しめるスポットだろう。

3番には「恐竜博物館」。福井といえば恐竜を思い浮かべる人も、多いのでは。筆者は取材で1度、恐竜博物館に足を運んだことがある。博物館がある勝山市までは、福井駅からえちぜん鉄道で約1時間。館内には、福井県で発見された新種の化石も展示され、見どころ満載である。(「恐竜ホテルに恐竜ポスト、恐竜マンホールまで...! 福井県が完全に『日本のジュラシック・パーク』化していた」で詳報)

エースバッター・4番に選ばれたのは「東尋坊」。サスペンスドラマのロケ地としても有名で、あの断崖絶壁を見るために福井に来る人も多いと思う。崖下の遊覧船に乗ると、柱状節理(ちゅうじょうせつり)と呼ばれる規則的に並んだ岩肌を眺めることができる。

新幹線開業課は、観光統計や、民間調査をもとに9か所を選定。データに基づいたラインアップなだけあって、自然や史跡など、いろんなタイプのスポットが選ばれている。

続いて紹介するのは、福井銀行の女性行員のチーム「ふくジェンヌ」が組んだ打線だ。

トップバッター・「日本海の夕日」で観光客の心を鷲掴み――。

2番「レインボーライン山頂公園」は、新幹線開業課も9番に選出しているスポット。リフトかケーブルカーで山頂までグーっと上ると、そこから日本海や三方五湖を一望することができる。また園内には「天空の足湯」が用意されているので、足元をポカポカと温めながら景色に浸ることも...!

そんな彼女たちが4番に挙げたのは「東尋坊」。やっぱり福井といえば...、と太鼓判を押している。

その4番バッターを支えているのは、「刈込池の紅葉」や「六呂師高原の星空」など、華やかな風景だ。

また、彼女たちは「番外編」としてこんな風景も紹介してくれた。

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窓の向こうに見えるのは、福井鉄道の路面電車だ。

実はこの写真、彼女たちが働く福井銀行本社ビル(福井市)の2階にあるライブラリー「WiL」から撮影されたもの。ここは地域の住民が自由に入ることができる場所で、同じく2階にあるカフェ「THREE TIMES COFFEE」で買ったコーヒーを飲みながら、福井の街をゆったり眺められる。

20年12月にオープンしたばかりの、新しい「鉄道ビュースポット」だという。

ふくジェンヌは、県の観光活性化を目的として結成されたチーム。

インスタグラムなどを通じて観光客のみならず県民に向けて福井の「いいところ」を発信している。どのスポットも「映え」を意識しつつ、打線を組んでくれた。

それぞれの場所で、どんな風に過ごそうか。そんな想像が沸き立ってくる。

SNSで話題の「福井カメラ部」メンバーも打線を組んでみた

3組目は、福井カメラ部のメンバー・tomosakiさんだ。

福井カメラ部とは、福井県在住の若者5人で結成されたカメラ好きのグループ。主に福井で撮影した写真をSNS上に投稿し、福井の魅力を発信している。

メンバーの1人であるtomosakiさんは学生で、「青春や思い出」をテーマに写真を撮影。

ツイッター(@photono_gen)に投稿される作品には、反響が大きい。そんなtomosakiさんが組んだ打線が、こちらである。

8番「六呂師高原」の写真以外は、全てtomosakiさんが撮影したもの。鮮やかな色彩が印象的だ。

トップバッター・「福井駅前」の写真では、駅前に設置された恐竜のモニュメントに雪が積もっている。その光景はまるで、氷河期のよう。

この写真は、2月18日にツイッターに投稿され、28万を超える「いいね」を集めるなど、見る人の心に「刺さる」光景だった。

続く2番打者の「グリーンセンター」(坂井市)は、緑豊かな公園。tomosakiさんが老若男女にオススメできる...、と太鼓判を押す理由もわかる。園内には、ローラー滑り台やバーベキュー広場も併設され、ファミリー層も楽しめる。またクロマツやサツキなどの盆栽展示施設もあり、趣深い。

写真にある猫耳のような屋根のある「ウッドリームフクイ」からは、公園を一望できるんだとか。

そんなtomosakiさんが4番に選んだのは清大寺の「越前大仏」。

17メートルの大きな大仏も圧巻だが、大仏殿の壁面に安置された1281体にも及ぶ諸仏も壮観だ。

写真に映っているのは、その光景。1体の仏像が約1メートルとされ、赤い服を着た女性と比べても大きさは引けを取らない。

5番の「大森神社跡地の鳥居」(福井市)も美しい。夕日によって、田園が黄金色に輝いている。

続く6番や7番は、まさにtomosakiさんがテーマとする「青春や思い出」にピッタリな光景。まるで映画のような、青春の一コマである。

ものまねタレントみっちーも、打線を組んでみた

最後に紹介するのは、お笑いタレント・みっちーさんが組んだ打線だ。

テレビ番組「あらびき団」や「エンタの神様」に出演し、福山雅治さんのものまねでブレイクしたみっちーさんは、実は福井県越前市出身。

しかも鯖江高校の野球部出身で、現在は侍ジャパンコーチ・井端弘和さんのYouTube「イバTV」でアシスタントMCを務めている。

福井×野球。今回の企画に、ぴったりだ。

3番に「道の駅越前」(丹生郡越前町)内に併設された露天風呂「漁火」を持ってくるとはとは、なんとも渋い。

日本海を一望できる温泉で、夕日を眺める...。ステキな一コマだ。

湯船から上がったら、道の駅の特産品アンテナショップで福井名産の「かに」や「へしこ」を買って帰るのも良い選択肢かも。

グルメといえば、8番「敦賀市屋台ラーメンの風景」にも心惹かれる。敦賀観光案内サイトによると、敦賀ラーメンには50年以上の歴史があるんだとか。コロナが落ちついたら、旅行の〆の一杯として啜りたいものである。

以上が、福井を地元とする4組が選んだ「絶景打線」である。いかがだったろうか。

観光地として有名な東尋坊や「恐竜博物館」はもちろん、県外の人にはあまりなじみのない場所も、しっかりラインアップされていた。

実際、福井県に2度足を運んだことがある筆者も、初耳のスポットがいくつもあった。

いずれも、写真で眺めるだけでもウットリするものばかり。2024年春に、北陸新幹線が福井・敦賀まで延伸されれば、より遊びに行きやすくなること間違いなしだ。

Jタウンネット編集部が組んだ福井絶景打線がこちら!

そんなわけで、最後にJタウンネット編集部も「絶景打線」を組んでみようと思う。

回答をくれた4組の意見を参考に、筆者の独断と偏見で選んだ絶景9選が、こちらだ。

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まずは、トップバッター。「県外の人に最初におススメしたいスポット」は「恐竜博物館」。

新幹線開業課は3番、みっちーさんは1番打者にここを選んだ。福井を代表する迫力あるスポットと言えるだろう。

2番「老若男女におススメできるスポット」はtomosakiさんが2番打者に選んだグリーンセンターだ。

長閑な公園で、孫を見守るおじいちゃんおばあちゃんの姿が浮かんだからである。独断と偏見ではあるが、みなさんも浮かびません...?

超イチオシの4番の前後に配置したのは、3番「越前大仏」と5番「西山公園のつつじ」である。

越前大仏の迫力は言わずもがな。

ちなみに清大寺からは、恐竜博物館まで車で約10分。スタメンからは漏れたが、ふくジェンヌが8番に選んだ「スキージャム勝山」まで20分。新幹線開業課の5番「一乗谷朝倉氏遺跡」(福井市)まで40分で、「東尋坊」まで70分と、観光で回るには好立地だ。

西山公園のつつじは、地元民のスタメンに3回も選出されている。開花の時季も近づいているし、見どころといえよう。

――4番は東尋坊だろう

というのも、地元民が選んだ4番・5番バッターとして最多出場なのである。新幹線開業課、ふくジェンヌが4番、みっちーさんが5番に選んだ。

東尋坊を中心に、福井絶景スタメンを考える人も多いだろう。

断崖絶壁の風景を楽しむだけでなく、近場には海鮮屋やスタバならぬ「イワバ」カフェもあるので、ぜひ(「東尋坊って崖だけでしょ?→誤解です ドローン遊覧飛行に隠れザウルス...あなたの知らない『福井の魅力』教えます」で詳報)。

1番から5番まで、恐竜や東尋坊といった「THE福井」を中心に、アクティビティ施設や満開の花で打順を固めてきた。すでに、1回で3点以上獲得しそうな勢いではなかろうか。

さらに福井の町並み、自然、星空、そしてグルメと続ければ、相手チームとの点差を広げられること間違いなし。これが、Jタウンネットによる「福井絶景打線」だ!

いかがだったろう。一か所ならず、何か所も、「行ってみたい!」と思うスポットがあったのでは?

きっとまだまだ知られざる福井の絶景スポットはあるはずだ。

読者の中に「私は、○番に○○を推したい!」という方がいれば、ぜひこちらの読者投稿フォームから情報を寄せて欲しい...!

福井のことを、もっと知りたいと思った方は、世の中が落ち着いたら、福井へゴー!

「絶景打線」を参考にしながら、各所を巡り、自分なりの「打線」を組んでみてほしい。24年春には北陸新幹線も延伸される予定ですし!

<企画編集・Jタウンネット>

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