「長い間この日を待っていた」 チンチン電車で小銭が無くて困った私に、見知らぬ老人が...(長崎県・60代男性)
長崎県在住の60代男性・Kさんは学生時代のその日、友人と路面電車に乗っていた。
しかし、降りようとしたところで小銭がないことに気付き......。
<Kさんからのおたより>
私が学生時代(昭和80年代)の頃の話です。
友人と長崎路面電車(チンチン電車と呼ばれています)に乗っていて、下車しようと財布のなかを覗くと小銭が無い。
友人に「小銭がなか」と話すと、目の前に座っていた老人が突然100円を私に渡したのです。
長い間この日を待っていた
キョトンとしてるとその老人は話し始めました。
「私も学生時代に電車でお金が無くて困っている時に、親切な人からお金を貰った事があるんだ。その時の感謝の気持ちが忘れられず、次は自分が困った人にお返ししようと、長い間この日を待っていたんだ。恩返しが出来て良かったよ」
私はお礼を言って下車しました。
それ以来その出来事が気になっていたのですが、それから数年後に同じく電車内で困っていた学生に100円を渡す機会があり、恩返しのバトンタッチはプレッシャーになると思いさりげなく渡して終わりにしました。
あの時老人から貰った100円、今も手の中で暖かく感じた事を忘れられません。
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