「幼児と赤ちゃんを連れて買い物に行く途中、道路に座り込む老人を発見。心配になって声をかけたが...」(大阪府・40代女性)
二人の幼い子供を連れていたけれど、困っている人を見て見ぬふりはできず......。
大阪府在住の40代女性・Sさんの実体験。
<Sさんからのおたより>
今から7年ほど前、年長の子供と、0歳の赤ちゃんを抱っこ紐で抱っこして近所のスーパーに買い物に行ったときのことです。
ふと見ると、進行方向の先に道路に座り込んでいる年配の男性がいました。
車が通る道で、自転車などで行き来する人も時々いましたが、男性の周囲に人はおらず、心配になって男性に声をかけました。
近所に住んでいるようだが...
話を聞くと、男性は力が抜けて座り込んでしまったとのこと。
「救急車呼びましょうか?」と聞いてみましたが、そのようなものではないと男性に断られました。
「お家の方を呼んできましょうか」と聞いてみると、一人暮らしで誰もいないと......。
ご自宅の場所を伺うと、指さしたのは50メートルほど先の角を曲がったところにあるハイツのようなところ。
私は子供連れで、しかも一人は抱っこしている状態だったので、どうしようかと迷いましたが、もともと人通り少なく、他に足を止めてくれる人もおらず、自宅がすぐそこだということもあり、不安もありましたが、男性のご自宅まで付き添うことにしました。
年長の子供には私の左側の洋服を掴ませ、左手で抱っこ紐の上から抱っこしている子供を支え、右手で男性の脇を支えて歩き出そうとしたときです。
住宅リフォーム関係?の会社の車に乗った男性が、車を止めて窓を開け、「どうしたんですか?」と声をかけてくれました。
「子供を連れているのに大変だから」
私は、年配の男性が力が抜けて座り込んでいたので、すぐそこのご自宅まで付き添おうかと思っていることをその男性に伝えました。
すると、その人は車から降りてきて、「子供を連れているのに大変だから、後は自分が代わります」と申し出てくださったのです。
そして、その人が年配の男性に話しかけているときに、今度は介護関係の車に乗っている介護スタッフと思われる女性から「どうしたんですか?」と声をかけられました。
私とリフォームの男性がそれまでの経緯を話すと、介護の女性が「私も付き添います」と申し出て車から降りてきてくださいました。
自分自身が子連れで対応しきれるか不安な状況の中、自分よりもしっかりと年配の男性を支えることができる男性や、介護のプロと思われる女性に助けてもらい、私は本当に救われました。
あのときはホッとして気持ちも緩み、助けてくださったお二人のお名前など伺うことができなかったことが心残りです。本当にありがとうございました。
【このコーナーでは読者のみなさんからの投稿を紹介しています】
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」、あるいは「どんなもんだい!」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」「親切自慢エピソード」「親切目撃談」などを募集している。
読者投稿フォームもしくは公式X(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのか、どんなことをしてしまい謝りたいのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
※本コラムではプライバシー配慮などのために体験談中の場所や固有名詞等の情報を変更している場合がありますので、あらかじめご了承ください