タクシー運転手に声をかけても笑われて断られるばかり 遠方に来た私は夜中に帰る手段を失った(京都府・50代女性)
地元から遠く離れた場所で、帰るための直通電車が終わってしまった。
パニックになり、冷静な判断ができない。タクシーにも断られ、どうしよう......。
京都府在住の50代女性(投稿時)・Cooさんの体験談。
<Cooさんからのおたより>
20代のアルバイト生活時代の話です。
当時は「宵越しの金は持たない」と思っていたのか、ただの無法者だったのか、1万円札が財布にあるとふらっと日帰り旅行を楽しんでいました。
その日も前日から「鳥取砂丘が見たい」と思い、計画を立てました。
ただ時間はギリギリ。夕方のバスにうまく乗らないと、京都直通の電車に乗れない状況でした。
鳥取砂丘を堪能し、帰りの駅までのバスを待ちますが全く来ません。なんとか駅まで来たものの、京都直通の電車はもうありませんでした。
「とりあえず京都に近づきたい」降りたのは城崎
当時はスマホなどないし、携帯電話も普及していない時代。どうやって帰っていいのか――。冷静になれば大阪まで行って私鉄に乗れば帰れたのに、パニックの私にはそんな考えが浮かびません。
「とりあえず京都に近づきたい」一心で乗った電車は、城崎まで。外は真っ暗。宿に泊まるお金もありません。
泣きながら駅の公衆電話で母に電話しました。「タクシーで帰っておいで」と言われ駅前に待機中のタクシーの運転手さんに声を掛けますが、笑われて断られるばかり。
そんな中「いいよ」と言ってくれたのは、60~70代くらいの運転手さん。道中「寝てていいよ」の声に、泣き疲れていた私は遠慮なく寝させてもらいました。
家の前に到着したのは夜中の2時。タクシー代4万円。30年以上たった今も、家族の話題に上ります。
あの時の運転手さん、本当にありがとうございました。そしてお父さんお母さん、あの時は心配かけてごめんなさい。
あなたの「やさしい思い出」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」、あるいは「どんなもんだい!」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
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