ホームの先には青く輝く広い海 青春18きっぷポスターの〝聖地〟が今も美しすぎて...13万人が感嘆
青空と海が広がる風景
めかぶさんによると、撮影日は2023年4月だったという。撮影時の感想を聞くと、こう答えた。
「青春18きっぷのポスターで有名な構図なのですが、事前にはあまり調べずにとりあえず何回か行ってみて、いろんな写真を撮影しました(この年は3回行きました)」
「ポスターのままの景色が広がっていて感動しました」(「めかぶ」さん)
人が多いので、人が写らないようにすることには苦心したという。
何回も足を運んで、いろいろなアングルから撮影してみて、結局「青空と海が広がる風景がやはり好きです」と、めかぶさんは語る。
ところでXには、「NHK『ドキュメント72時間』で見て、いつか行ってみたい場所になりました」というリプライもあった。2016年、NHK総合でオンエアされた「四国 海だけの小さな駅で」という番組である。ずいぶん印象深い内容だったようだ。
映画『男はつらいよ』シリーズの第19作『寅次郎と殿様』(1977年公開)の冒頭シーンでは、渥美清さん扮する車寅次郎が下灘駅のホームのベンチで寝ている。「上りがきますよ」という駅員の声で、寅さんは夢から醒めるという設定だった。
またテレビドラマ『HERO 特別篇』(2006年)では、木村拓哉さん扮する主人公が、任地を離れるシーンで、ロケ地として下灘駅が使われたという。その他、さまざまなドラマ、アニメ、ゲームなどのロケ地として使われている。
「この場所を舞台にしたい」――そんな気持ちにさせる魅力がある場所なのだろう。
思わず降りてしまいたくなる、下灘駅。そして海と空......。寒さを忘れて、旅をしてみたいね。