「お父さん、また新幹線乗ってよ」 末期がんで〝最期の場所〟に向かう叔父は、車掌の優しさのおかげで...
新幹線に乗る度に、思い出す優しさ
その後、なんとか東海地方の実家に到着し、父と叔父は数年ぶりに再会。
兄弟が固く握手している姿を見た時、少しは親孝行できたかなと思ったものです。
あの時は緊張と動揺でお名前すら聞けませんでしたが、車掌さん、あの時は本当にありがとうございました。車掌さんのお心遣いに大変救われました。
あれから1か月後、叔父は天寿を全うしました。
叔父はもう新幹線には乗れませんが、車掌さんのお優しい気持ちは母との共通の思い出になっています。
新幹線を利用するたび、車掌さんの優しさを思い出します。
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