すれ違う人が「何あれ、すげ~」 果実とクリームで超高層「わや、いちごタワー」が大迫力
青森県青森市の合浦公園と言えば、桜の名所として有名だ。
桜の開花時期には毎年、「青森春まつり」が行われ、期間中は様々な露店も出店する。
X上で注目を集めたのは、その内の1つで買える「高い」スイーツ。
高いというのは値段のことだろうか? いや──文字通り、高いのだ。
こちらは、青森県在住のXユーザー・みん(@minsan0620)さんが2024年4月15日に投稿した1枚。
手に持ったカップには、もはや「大盛り」などというレベルではないほどに大量のイチゴと生クリームの塔がそびえ立っている。なんなんだ、このボリュームは......?
手に持って歩いていたら、確実に注目されるだろう巨大スイーツ。投稿によると、みんさんも多くの人に注目され「何あれ、すげ~」と言われたとか。
X上でも、こんな声が寄せられている。
「重ねましたね~」
「食べ応え満タンじゃないですか」
「これで倒れないのがすごい」
Jタウンネット記者は16日、投稿写真の「いちごタワー」についてみんさんに話を聞いた。
倒れない「理由」があった
みんさんが「いちごタワー」を手にしたのは13日の昼頃。
合浦公園の春まつりに行った際に、園内に出店していた「くまちゃんのスイーツ屋さん」で購入したという。
「(お店の)インスタグラムの投稿を見て食べたくなり、桜はほとんど咲いてなかったけど、このいちごタワーのために合浦公園に行きました。 見た目は写真で見ていたよりも迫力があり、味はいちごと生クリームがベストマッチですごく美味しかったです!」(みんさん)
それにしても、ここまで大量に積み上げたら持ち歩いているうちに倒れてしまいそうだが、大丈夫なのだろうか?
17日、記者が「くまちゃんのスイーツ屋さん」の店主に話を聞くと、「いちごタワー」の正式名称は「わや、いちごタワー」(税込1500円)。「わや」とは青森(津軽)の方言で「びっくり」とか「すごい」といった意味だという。
「イチゴを1粒まんま食べて欲しいので、串に1粒1粒刺したものを3本作って立てています。その間をたっぷりクリームで埋めてから、表面と頂上に更にイチゴを貼り付けています」(店主)
一見すると不安定なように見えるが、中にはちゃんと芯が通っているので、多少の揺れでは崩れたりしないとのこと。土台となるカップの中にもイチゴと生クリーム、スポンジケーキがみっちり詰まっているそうなので、たしかに安定感には問題なさそうだ。
なお、店主いわく1カップに使用しているイチゴと生クリームの量は「秘密」とのことだが、写真を見る限り、イチゴは20粒以上使われているはず。
生クリームはそれを覆うほど詰め込まれているんだから、こちらも相当量だろう。
「くまちゃんのスイーツ屋さん」があるのは、合浦公園のメイン通りからは少し離れた場所。それでも店舗のピンクのテントを目印に多くのお客さんが足を運んでくれているそう。
「お花見シーズンに合わせて春まつり気分満載の商品なので、ファミリーやカップル、お友達みなさんで盛り上がって食べて頂いています」
とのことだ。合浦公園に行った際は、花より団子ならぬ「花よりイチゴ」を楽しんでみるのも良さそうだ。「わや、いちごタワー」の販売期間予定は4月13日~25日。
青森春まつり
会場:合浦公園住所:青森市合浦2-17-50
アクセス:青森市営バス「合浦公園前」で下車
公式サイト:https://www.city.aomori.aomori.jp/kanko/bunka-sports-kanko/kankou/shiki-event/haru/06.html