「次は~かたつむり。かたつむり~」←!? 静岡でバスに乗ったら「異世界転生」疑う事態が発生してしまう
「一体どんな理由でそう名付けたの?」
思わず首を捻ってしまう名前のバス停が、静岡県で発見された。
こちらは、Xユーザーのべちか(@10chf)さんが2024年2月22日に投稿した写真だ。バスの車内の電光掲示板に表示されているのは次に止まる停留所の名前なのだが、その名前というのが......。
「かたつむり」
......なんともユニークな名前だ。投稿によると、べちかさんはバスでうとうとしていた時に車内アナウンスでこの名前が流れ、一気に目が覚めたという。確かに、「次は~かたつむり。かたつむり~」とか言われたら、ファンタジー世界に転生しちゃったかと思うだろう。
Jタウンネット記者が26日にべちかさんに話を聞いたところ、「かたつむり」というバス停は伊豆市内にあったという。
この停留所は何なのか? 3月5日、「かたつむり」バス停を置いている東海バスに聞いた。
かつては「かたつむり」の前に存在
取材に応じた同社社員は、「当時を知るものがいないのではっきりしたことはわかりません」と前置きしつつ、名前の由来についてこう説明する。
「バス停設置個所前のお店の名前が『かたつむり』であったためだという認識です」(東海バス社員)
「かたつむり」バス停の前には、カフェやキャンプ場を擁する「ファーマーズヒル」という施設がある。公式サイトを見てみると「(旧かたつむり)」と記載されていた。
今は名前が変わっているものの、旧店名は停留所に引き継がれているらしい。
利用者数はあまり多くはないそうだが、なんとなく可愛い響きだし覚えやすいしで、地元民には親しまれているのかもしれない。「現在に至って名称についてご意見等いただいたことはない認識です」と同担当者。
「かたつむり」バス停に停車するのは、天城峠線(修善寺駅~河津駅線)、昭和の森会館線(修善寺駅~昭和の森会館線)、天城の杜線(修善寺駅~特別養護老人ホーム天城の杜)の3路線。
伊豆を旅する際は、ちょっと寄り道してみては?