一家に一匹いてほしい! 土偶の犬「ドッグゥ」が可愛すぎると話題に
「土偶...ドグウ...ドッグゥ、これだ!」
投稿者「乙幡啓子(妄想工作所)」さんは、ドッグゥ制作のきっかけを、こう語った。
「2~3年くらい構想していたでしょうか。片桐仁(俳優・タレント・造形作家)さんをはじめ、作家さんによる土偶をアレンジした作品を見るにつけ、自分も何か作れないかな、と思ったのがきっかけです」
そんな中で「土偶...ドグウ...」と考え、思いついたのが、ドッグゥ。「これだ!」と思った。
「家でも犬を飼っていますし。 最近3Dモデリングにも慣れてきたので、いよいよ作るか!となった次第です」(「乙幡啓子(妄想工作所)」さん)

そうして出来た「ドッグゥ」の3D出力試作を正面から見ると、胴体や脚に縄文風の文様が施されている。乙幡さんが考えたもので「縄文らしい模様をあれこれ考えるのは楽しかったです」。
また、目のあたりは遮光器のようなビジュアル。実際の土偶には犬がモデルになっているらしいものもあるのだが、ドッグゥを「キャラっぽくしてみたい」という気持ちから、モチーフにはあえてポピュラーな「遮光器土偶」を選んだ。

「4本足、しかも犬の顔にする、というところが難しかったです。顔も、黒目の入ったようなキャラ的かわいさをどう表現するか、微調整を繰り返しました。口もどうするか悩みましたが、どう自分が作ってもかわいくなくなるので、いっそ無くしました」(「乙幡啓子(妄想工作所)」さん)
結果、かわいいと大反響に。これは乙幡さんに取って少し意外でありつつ、嬉しいことだったという。
「作ってはみたものの、『これはかわいいのか?それともブキミなのか?』がいまいちジャッジできなかったので。とくにお尻がかわいい、というコメントには私も同意ですね」(「乙幡啓子(妄想工作所)」さん)
今後は、サイズを吟味の上、3Dプリンタで複製し、なるべく早いうちに自力での販売にこぎつけたいとのこと。その後はソフトビニールなどへの展開も考えたいそうだ。

不思議な力を持っていそうな、かわいい「ドッグゥ」。乙幡さんの「妄想工作所」での完成品発表、オンライン販売が待ち遠しい。
土偶の犬(ドッグ)=ドッグゥを作りました。
— 乙幡啓子(妄想工作所) 絵本「アブないニャン!」発売中&文フリ京都あ-51 (@otsuhata) December 21, 2023
※3D出力 試作 pic.twitter.com/lOZr7c9aNs