「足を引きずりながら薬局を探して歩く82歳の私。仕事中の若い郵便配達員に道を尋ねたら...」(千葉県・80代男性)
シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Aさん(千葉県・80代男性)
82歳のAさんはその日、初めて行く薬局にシップを買いに行くことになった。
Aさん自身、歩行に困難を抱えているのだが、さらに歩行困難な妻のためだった。
しかし、途中で道を外れてしまい......。
<Aさんの体験談>
私は脊椎管狭窄症を発症して歩行困難な82歳の男性です。
今年、腰痛で私より歩行困難な妻に頼まれて、神田にある薬局にシップ薬を買いに行くことになりました。
目印のパチンコ店を見過ごし...
初めての薬局なので事前に道順を調べて行ったのですが、学生時代に通っていた神田とは全く違っていて、目印にしていたパチンコ店を見過ごしてしまいました。
大通りまで行って途方に暮れていたのですが、そこで赤信号で信号待ちをしている郵便配達員を見つけました。住所と薬局の名前を見せて道を尋ねることにしました。
その郵便配達員は30歳前後の若い方で、困っている私を気遣って、目印にしていたパチンコ店まで連れて行ってくれました。
満足に歩けず足を引きずって歩いている私に「足は相当痛いのですか」と優しい言葉をかけてくださいました。
その時には感激と感謝の気持ちを押さえることができず、何回も御礼を申し上げました。
後日、郵便局を探して御礼の手紙を書こうか迷っていましたが、郵便局員の方がしばしの間でも本来のお仕事ではないことに時間を割いたことが職場放棄になってお咎めを受けては申し訳ないと思い、今日まで御礼と感謝の気持ちを伝えることができませんでした。
この投稿で感謝の気持ちが伝わることを祈念しています。あの時は本当にありがとうございました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくはtwitter.com(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)