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「翔んで埼玉」田んぼアート、埼玉で見ごろ迎える GACKTも反応、地元は例年以上の盛り上がり

大山 雄也

大山 雄也

2023.07.27 18:00
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2023年11月23日、「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」が公開される。

大ヒット映画「翔んで埼玉」の待望の続編。封切りを前に地元・埼玉県の田んぼはこんな感じになっていた。

「翔んで埼玉」続編の田んぼアート(画像提供:行田市、(C)2023映画「翔んで埼玉」製作委員会)
「翔んで埼玉」続編の田んぼアート(画像提供:行田市、(C)2023映画「翔んで埼玉」製作委員会)

ここは埼玉県北部、行田市。「埼玉」という県名の由来になった「埼玉郡埼玉村」があった場所だ。

そこに広がる青々とした水田の中に「翔んで埼玉」のロゴ、作品の主要キャラクターであるGACKTさん演じる麻実麗(あさみれい)、二階堂ふみさん演じる壇ノ浦百美(だんのうらももみ)、そして行田市の花「古代蓮」が色の異なる稲を使って描かれている。

7月20日、見頃を迎えたこの光景を行田市のツイッターアカウント(@Gyoda_PR)が紹介すると、ツイッター上には「ビックリするくらい上手いですよね」「う、美しい~」「凄い仕事だ...」など称賛の声が数多く寄せられた。

24日には、GACKTさんも引用リツイートで投稿に言及している。

行田から広がる「埼玉の野望」

「ちゃんと指が2になってるところがニクい!細かすぎるだろ。」(GACKTさんのツイートより)
謝罪する麻実麗の指が2本だけ出ている(画像提供:行田市、(C)2023映画「翔んで埼玉」製作委員会)
謝罪する麻実麗の指が2本だけ出ている(画像提供:行田市、(C)2023映画「翔んで埼玉」製作委員会)

その紹介の効果もあってか、ネット上はさらに盛り上がり。ということは、地元はもっと......?

27日、Jタウンネット記者が田んぼアートを担当した行田市農政課の橋本卓也さんを取材すると、「今年の田んぼアートは地元でも盛り上がっています!」と興奮気味に応じてくれた。

行田市は田んぼアートを08年に開始。15年には「最大の田んぼアート」としてギネス世界記録に認定されたことで、国内で注目されるだけでなくドイツの公共放送が取材に来るなど、世界からも一目置かれていた。ただ、おひざ元である行田市の人々は毎年行われる恒例行事として"慣れ"も感じているようで、例年はそれほど関心が高くなかったという。

しかし、今年は訳が違う。「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」と正式にコラボレーションし、タイトル発表前の6月上旬に行われた田植えイベントには「翔んで埼玉」に出演した加藤諒さんと益若つばささんも参加。完成後にはGACKTさんが言及。地元民は盛り上がった。

この波に乗って「田んぼアートと『翔んで埼玉』の相乗効果で、行田のおいしいお米と観光を盛り上げたい」と橋本さん。そして、さらなる野望を語る。

「行田から埼玉全体を盛り上げたい! とも考えています。行田がそんな話をするなんて、おこがましい話かもしれませんが......埼玉県名発祥の地として熱を入れていきたいです!」
古代蓮会館(画像は写真ACより)
古代蓮会館(画像は写真ACより)

田んぼアートは隣接する古代蓮会館展望室から鑑賞できる。同館への入場料は高校生以上が400円、小・中学生は200円。緑色の背景がだんだんと黄金色に変化し、10月中旬に行われる刈り取りまで楽しめる。

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