「授業中ふざけてばかりだった高校時代。板書も写さず白紙のノートを提出した私に、化学の先生が...」(広島県・40代男性)
勉強には興味がなく...
私が忘れられないのは、高校1年生の時に親切にしてくださった化学担当の先生です。
ある日、先生が私のところへ来られ、言われたのです。「今日から授業の黒板を板書し、授業終了後、自分の所へ提出するように」と。
しかし、まるでやる気のない私はいつも通り、おふざけに明け暮れていました。
すると先生は次の授業前、新しいノートを用意し、私の所に来られました。
「今日からこのノートに板書するように」とのことでした。白紙で提出しました。
次の授業前に先生は私が白紙で出したノートを持って来られました。中には前回の授業内容がびっしりと書き込まれていました。それから来る日も来る日も私の誤った板書は修正液で訂正され清書されていました。
さすがの私も心を打たれ、やる気がないながらも板書するようになりました。
おかげさまで高校卒業後1年浪人し大学へ進学。現在、広島市内で歯科医院を開業しています。
できることなら当時に戻り先生にお礼を言いたいです。
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