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老舗弁当店が警鐘「ご家庭での弁当作りでガクブルな点」 真夏はもちろん、初夏も重要な「食中毒対策」

松葉 純一

松葉 純一

2023.06.11 08:00
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付けない・増やさない・やっつけるでバイバイキン

家庭でつくる弁当の危険ポイントの2番目は、「加熱したものを冷まさないで密閉容器に入れる」こと。

炊きたてのあたたかいご飯を、冷まさないまま容器に詰めるのは、危険だ。

続いて危険ポイントの3番目は、「素手で詰める」こと。弁当づくりのプロにとって、手袋は必須アイテム。おにぎりも素手で握ってはいけない。「日本橋弁松総本店」公式アカウントは、次のツイートも投稿している。

「食中毒菌はバリエーションがあり、手指の傷や鼻などに付着している『黄色ブドウ球菌』なんかは特に強敵です。加熱すれば菌は死にますが、産生された毒素は消えません」
素手で触ったものは危険(画像はイメージ)
素手で触ったものは危険(画像はイメージ)

そして危険ポイントの4番目は、「器具のアルコール消毒をしていない」ことだ。

「ご家庭でも食中毒菌は『付けない』『増やさない』『やっつける』でバイバイキンして下さい」(「日本橋弁松総本店」のツイートより)

これについて、ツイッターでは、こんな声もあった。

「コロナ禍で良かったと思うのはパストリーゼ(※)がメジャーになって、スーパーで普通に買えるようになった事。お弁当箱にシュッとしてる」(※ドーバー パストリーゼ77は製菓向け洋酒メーカー・ドーバーの製品。食品にも直接吹きかけることが出来るアルコール製剤)

一般家庭でも、食品用アルコール製剤を活用して、まないたや包丁、容器にシュッとかけている人も多いようだ。

弁当づくりのプロが指摘する、食中毒対策。家庭で弁当をつくる際に、参考にしてはいかがだろう。

なお、農林水産省が「お弁当づくりによる食中毒を予防するために」というウェブページも公開している。そこには、弁松公式アカウントも紹介していた菌を「つけない」「ふやさない」「やっつける」という食中毒対策の「大原則」について、より詳しく載っている。そちらもあわせて、覗いてみてはいかがだろうか。

参考:農林水産省「お弁当づくりによる食中毒を予防するために」https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/lunchbox.html

ドーバー パストリーゼ77

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