「帰宅ラッシュの満員電車で、6か月の息子がギャン泣き。母乳をあげたい私に、近くの男性客が...」(都道府県・年齢不明女性)
シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Oさん(都道府県・年齢不明女性)
35年前、Oさんは6ヶ月の息子を連れて外出していた。
ところが時間が遅くなり、電車に乗ったら帰宅ラッシュと重なってしまう。
その上、お腹が空いた息子がギャン泣きし始めて......。
<Oさんの体験談>
今から35年前、私がまだ6ヶ月の息子を連れて出かけていたときのことです。
時間が遅くなり、電車に乗ろうとしたときにはサラリーマンの帰宅ラッシュと重なってしまいました。
混雑する車内で運よく座ることができたのですが、今度は疲れて空腹だった息子が泣き出してしまったのです。
1人の男性が...
周りは仕事帰りで疲れた様子の方ばかりの中、私はギャン泣きしている息子をどうすることも出来ずにいました。
すると一人の男性が「どうしたんですか?」と声を掛けてくれました。
私は
「お腹が空いているのだと思うのですが、母乳なのであげられないんです」
と言いました。当時はまだ、現在の様に授乳室などというものはない時代でした。
事情を聞いた若いサラリーマンは、
「これで大丈夫ですか?」
と言って、着ていた上着を私に掛けてくれました。
そのおかげで授乳をすることができて、息子はお腹一杯になり、スヤスヤ寝てくれました。あの時は本当に助かりました。何のお礼も言えないままでしたが、ありがとうを伝えたいです。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)