「ミャクミャク様」を産み落としそうな「母なる木」が発見される
2025年の大阪・関西万博の開幕まで、1000日を切った。
この万博についてネット上で何かと注目を集めがちなのが、「いのちの輝き」を表現したロゴマークだ。20年8月に発表された当初も斬新で奇抜なデザインが大きな話題となり、22年3月に公式キャラクターがこのロゴをモチーフにしたデザインのものに決定したときも、様々な声が寄せられた。
そして22年7月18日。公式キャラクターの愛称が「ミャクミャク」であると発表されるとすぐに、「ミャクミャク様」と呼ばれるようになるなど、畏怖をもって受け入れられている様子。
そんなミャクミャク様が生まれる瞬間を捉えたような1枚が、ツイッターで注目を集めている。
こちらは理化学機器・医療用品の卸売を手掛けるアズワン(本社:大阪市西区)が2022年7月17日、公式ツイッターアカウントで投稿した写真。添えられた呟きは......
「大阪万博のキャラクターを産み落とす木」
赤くてボコボコで、丸まろうとしているかのようなその姿!下のカーブが大きくなって円形を描こうものなら、もう完全にソレではないか。もしかしてミャクミャク様って木から生まれたの?
「まさかの原作w」
ミャクミャク似の木の実はツイッター上で反響を呼び、
「まさかの原作w」
「植物系人工生物だったのか!」
「いのちのかがやきを感じる」
など、驚きの声が多数寄せられている。
19日、Jタウンネット記者がアズワンのツイッター担当者に話を聞いたところ、写真の木の実は担当者が子供と家の近くの公園を散歩していて偶然発見。「なんとなく似てるなぁ」と思い投稿したところ、思わぬ反響を呼んでしまったという。
「♪この木なんの木 気になる木~」ということで、写真の木の実の正体を聞くと、担当者はこう答えた。
「正体は辛夷(コブシ)の木です」
コブシはモクレン科の落葉高木で、春になると白くて大きな花が開く。千昌夫さんが1977年にリリースした名曲「北国の春」の一節に登場することでご存じの方もいるのでは。
そして花の時期が終わると赤くゴツゴツした果実がつきはじめ、秋ごろにはその中から種子が出てくる。
アズワンのツイッター担当者が見つけた実はたまたま下部がカーブしていたため、より一層「いのちの輝き」を感じるものになっていたようだ。
奇しくも愛称が発表される前日に投稿された、ミャクミャク似のコブシの実。そんなタイミングで見つかるなんて......なんだか大いなる力を感じてしまう。