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3万6000円で「飛行機3往復+ホテル3泊」って...お得すぎ! 「旅のサブスク」実証実験で見えた「新しい旅行の形」

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2022.01.30 20:00
写真は編集部撮影、以下同
写真は編集部撮影、以下同

コロナ禍で在宅勤務をすることも増え、会社にいる時間が減った。

インターネット環境とパソコンさえあれば、どこでも仕事ができる――そんなことに気がつきはじめたJタウンネット記者が興味をひかれていたものがある。「ワーケーション」だ。

とはいえワーケーションのためだけに旅を計画するのはどこか勿体ないような気がして、なかなか実行できずにいた。だが、感染状況が落ち着きを見せていた11月某日、いつものように変わり映えのない在宅勤務をしていた記者のもとに、こんな情報が飛び込んできた。

定額制宿泊サービス「HafH」を提供するKabuK Style(長崎県)と日本航空(JAL)(東京都)、JALのグループ企業・ジャルパック(東京都)の三社で実施する実証実験で、「HafH」の利用者を対象に、羽田空港(東京都)発着の10路線3往復と、指定のホテル3泊分が合計で(!)36000円になるというのだ。お得すぎる......!

このサービスを使えば、気軽にワーケションもできるかもしれない!

ということで、記者はこの実証実験に参加してみることにした。

(※実証実験の期間は2021年8月23日~11月23日)

仕事しながら夜景...だと?

まず11月中旬、記者が1泊2日で訪れたのは北海道・釧路市だ。

昼過ぎに羽田空港を発ち、約1時間半後には釧路空港に到着。今回の目的はワーケーション。まずは仕事を片付けるため、宿泊する釧路プリンスホテルへと向かった。

同ホテルは、街側の部屋が全てシングルになっていて、窓際に机と椅子が置かれている。そのため、釧路の景色を一望しながら仕事をすることができるのだ。

ワーケーションにぴったり、夜景も綺麗
ワーケーションにぴったり、夜景も綺麗

普段とは違った景色を眺めながらだと、不思議と仕事が捗る。仕事をしているのにリフレッシュしているという、何とも不思議な感覚だ......。

ワーケーションにハマりそう

インドネシアのバリ島、フィリピンのマニラ湾の夕日に並ぶという、釧路の夕日に感動
インドネシアのバリ島、フィリピンのマニラ湾の夕日に並ぶという、釧路の夕日に感動

そして、釧路といえば有名なのが夕日。世界三大夕日とも呼ばれているそう。

せっかくなので少し仕事の手を止め、ホテルの最上階まで行き、その夕日を拝むことにした。仕事の休憩に、こんな素晴らしい夕日が見られるなんて......ワーケーションだからこそできる贅沢だ。

ちなみに、釧路は夏のワーケーションも人気らしい。昨今は北海道の夏もだんだん暑くなってきているが、釧路は冷房いらずで、避暑地にぴったりなんだとか。これはぜひ、夏も来てみたい!

部屋の広さも充分だった
部屋の広さも充分だった

仕事が終わった後は部屋のベッドで眠りにつき、翌朝はホテル内の海を見下ろすレストランで朝食バイキングを満喫。

旅行気分が盛り上がる
旅行気分が盛り上がる

北の大地の雰囲気を感じながら何ともゆったりとした気分で、のびのびと仕事をすることができた。場所が違うだけで、こんなにリフレッシュできるとは......。これは、絶対またやりたい。

次の日は休みだったので、ちょっと足を延ばして摩周湖や硫黄山、屈斜路湖の雄大な景色も堪能。

硫黄山の迫力に大感激
硫黄山の迫力に大感激

仕事をした次の日の朝に、こんな所まで来られるなんて......この体験をきっかけに、ワーケーションにはまってしまいそうだ!

「贅沢な旅行」って感じ

実証実験を活用して、完全な(ワーケーションではない)観光にも行ってみた。

訪れたのは和歌山県の南側、南紀白浜町。南紀白浜空港から車で10分の場所にあるテーマパーク「アドベンチャーワールド」で、パンダを見ることが目的だ。

お目当ては「パンダ」
お目当ては「パンダ」

なんと、アドベンチャーワールドにはジャイアントパンダが7頭もいるのだ。

パンダたちが気ままに過ごしている様子を、間近で自由に見ることが出来たのがとても嬉しかった。

笹に囲まれて幸せそう
笹に囲まれて幸せそう

ウォーキングサファリができるサファリワールドエリアには、元気いっぱいの動物たち。サイが飛び跳ねて遊んでいる姿なんて、初めて見た......!

活き活きしていた
活き活きしていた

他にも、イルカとトレーナーの信頼関係の強さがひしひしと伝わってくる圧巻のイルカショーなど、見どころは盛りだくさん。

パンダを見たい――正直、ただそれだけの思いで南紀白浜町に行ったのだが、想定を大いに上回る楽しさと満足感。仕事の合間を縫っての短い旅だったから、あれこれ予定を詰め込まず、一つの目的を達成するためだけにプランを決めたのだが......贅沢な旅という感じで、めちゃくちゃ良い!

ホテルが最高すぎた件

南紀白浜で宿泊したのは、アドベンチャーワールドから車で15分ほどの場所にある「SHIRAHAMA KEY TERRACE HOTEL SEAMORE」。とても居心地がよくて、1泊どころかずっとここに居たくなってしまった。

館内にあるパン屋の焼き立てパンがめちゃくちゃおいしい......ここに住める......
館内にあるパン屋の焼き立てパンがめちゃくちゃおいしい......ここに住める......

ビジネスルームもあるので、仕事するにも困らないだろう。しかも正面に海を見ながら働けるという最高のロケーションだ。

実際、ホテル内で仕事をする人にも出会った。

リビングスペースで何やらパソコンを使っている女性に話を聞いてみると、その人は旅行ブロガーで、ホテルには記者と同じく実証実験を利用して訪れたのだそう。

羽田空港から南紀白浜まで来て、この後は大阪まで飛行機で行って京都に滞在するのだという。サービスを使いこなす上級者だ......!

ちなみに、そんな上級者のブロガーさんでも、今回の実証実験は人気のあまり、申し込みに苦戦したとのこと。次の機会もあれば、また気合を入れて臨まねば......。

リモートワークによって変わりゆく日々

「毎朝同じ家で起きて、同じ布団で寝て、同じ場所で働いて、旅行に行けるのは週末。そんな決められていた日々が、リモートワークによって変わりつつあると思うんです。
旅をしながら働くことも、もちろん家で働くこともできる。自分にあった場所を見つけて、自分に合った生き方をしていくっていうのがこれから大事になっていくのでは、と考えたんです」

KabuK Styleの大瀬良亮社長は、定額制宿泊サービスをはじめるにあたっての、元々のコンセプトをこう語る。

「そこから定額をお支払いいただくことで、じゃあ明日はあそこに行ってみようかな、とかそういうふうに気軽に自分のライフスタイルにあわせた組み合わせを選べるようなプラットホームを作っていこうという思いで作ったのがHafHでした」(大瀬良社長)

今回、航空サブスクサービスの実証実験を行ったのも、その思いから。常々、「宿泊」だけではなく「旅のサブスク」でありたいと考えているのだという。

旅を通して自分に合ったライフスタイルを見つける
旅を通して自分に合ったライフスタイルを見つける

「HafH」の利用者には月に1度テレワークで利用する会社員もいれば、多拠点居住をしているフリーランスの人もいて、様々だ。ワーケーションも含め、サービスを利用して平日に旅をする人も増えてきているのだそう。大瀬良社長は、「休日と平日では、その地域の見え方が変わってくる」と話す。

「休日に旅をするとなると観光地に行って観光をして、ということになるけれど平日にもその場にいられるとその地域の生活に触れて、溶け込めるようになっていくと思うんです。そうなると、出会う人も変わってくる。
リモートワークが普及して、どこでも仕事ができるようになってきたことで、そういう新たな旅のスタイルも増えていくのかなと思っています」(大瀬良社長)

記者も実際に「旅のサブスク」を使ってみて、旅への考え方が少し変わった。

状況さえ許せば、定期的にワーケーションを行って気分転換をしてみたいと思えたし、あれこれと予定を立てずに見たいものが一つあればそれのためだけにふらっと気軽に旅立ってみるのもありなのだと気づいたのだ。これをきっかけに、新しい自分のライフスタイルだって見つけられるかもしれない。まさに多様性の時代にぴったりのサービスといえるだろう。

なお、今回の航空サブスクサービスの実証実験を踏まえ、今後も形を変えながら実験を行い、引き続きサービスの改善を計っていくとのこと。今後も目が離せない。

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