気絶するほどうるさそう 引っこ抜くとシャウトする「マンドラゴラの防犯ブザー」がナイスアイデアすぎる
マンドラゴラ、という名前を聞いたことがあるだろうか? マンドレイクとも呼ばれるナス科の植物のことで、西洋では「地面から引き抜くと根っこが悲鳴を挙げ、その声をまともに聞いたら発狂して死ぬ」という伝承もある、ちょっと怖いイメージの植物だ。
2021年12月、そんなマンドラゴラをモチーフにしたある防犯グッズが爆誕し、ツイッターで話題になっている。
京都市中京区の商品企画会社「企画デザイン2時」が20日、公式ツイッターアカウントに投稿したのは、、茶色くて人型をしたマンドラゴラの根っこをモチーフにしたぬいぐるみの写真だ。鉢植えを模した黄色いぬいぐるみの中から引っこ抜かれている。
これがなぜ防犯グッズかというと......鉢植えからマンドラゴラを引き抜くことで大きな音が出る仕組みの防犯ブザーなのだ。
マンドラゴラ×防犯ブザーというユニークな組み合わせに、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。
「シャウト聞いたら死んじゃったりしないですか!?」
「可愛いです!手のひらサイズなのでマスコットとしていつも持ち歩きたくなりますね!防犯と可愛さが身につけられて良い」
「防犯ブザー必要な人では無いけどこれは欲しい!」
Jタウンネット記者は、マンドラゴラ型防犯ブザーについて同社に話を聞いた。
収録すればどんな音でも入れられる
取材に応じた同社代表の楢﨑友里さんによると、「この商品アイデアは突然思いつきました」。
「マンドラゴラを引き抜くと絶叫するという記憶が頭の中にあって、ある日それが防犯ブザーと結びついたのだと思います」(楢﨑さん)
投稿写真のマンドラゴラは外部のメーカーと協力して作ったサンプル品で、電源が入らないダミーなのだが、収録をすればどんな音でも入れることが可能だという。
「商品化にあたって叫び声を募集して、一番良いシャウトを実際のブザーにするというのもおもしろそうだな~と妄想しています」(楢﨑さん)
出来栄えについては、
「絶妙な表情になるようこだわったので、顔を気に入ってくださる方がたくさんいて嬉しいです!」
と楢﨑さん。ただ、防犯ブザーとして持ち運ぶには大きすぎるなど、まだまだ改良の余地はあるとのことで、「商品化の際にはサイズも要検討です」。
また、アイデアがツイッターで話題になっていることについては、
「今まで色々な商品案や試作品をツイッターに投稿してきましたが、こんなに『欲しい!』というお声が大きいものははじめてかもしれません。
防犯ブザーというアイテムと、マンドラゴラというモチーフにここまでポテンシャルがあるとは思っていなかったので純粋にびっくりしています。マンドラゴラの叫び声とともに、良い年末が迎えられそうです」
とコメントしている。