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「返してほしくば」「我々を倒していくがいい」 お掃除中の飼育員をヤギ兄弟が「通せんぼ」した理由

福田 週人

福田 週人

2021.11.30 08:00
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「ほうきを返して欲しければ我々を(遊び)倒していくがいい」

そんなコメントと共に投稿された、ある動物園の日常の一コマを写した写真がツイッターで話題になっている。

ここは通さないぞ!(画像は千葉市動物公園公式アカウントより)

こちらは、千葉市動物公園の公式アカウント(@ChibaZoo)が2021年11月23日に投稿した写真。

真っ白い毛と立派な角が生えた二頭のヤギが、竹ぼうきに頭を当てている。

ただ遊んでいるだけなのか、それとも他に理由があるのか......いずれにしろ、道の真ん中で二頭のヤギがお互いの角をクロスさせている姿は、まるで通せんぼしているかのようだ。

ヤギたちのお茶目な行動に、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。

「なんて強気な千葉zooのシバヤギさんたち」
「世界の半分あげるから返してよ、でどうでしょう」
「真正かまってちゃん!?」

Jタウンネット記者は29日、このヤギたちの行動について千葉市動物公園に話を聞いた。

「角の生え際を掻くのにちょうどよい」

取材に応じた同園の飼育担当者によると、投稿写真の二頭はいずれもシバヤギという種類のヤギ。

どちらも千葉市動物公園内で生まれた兄弟で、写真左側にいるのが「源太」くん(9歳、オス)、右側にいるのが「ピック」くん(7歳、オス)という名前だ。

日向ぼっこ中の源太くん(左)とピックくん(右)(写真は千葉市動物公園提供)

飼育担当者は、源太くんたちの行動について、

「(竹ぼうきは)角の生え際を掻くのにちょうどよいため、飼育員の掃除中に集まってきました。この時は偶然二頭で挟み合う形となっています」

と説明。写真のように竹ぼうきに頭を擦り付けることは頻繁にあることだという。

また、角の生え際はヤギたちが自分自身で掻けない場所のため、放飼場の周りの壁や柵にデッキブラシのブラシ部分を貼り付けて、好きな時に掻けるようにしているとのことだ。