「妊娠初期、つわりと仕事でクタクタの私。電車の優先席に座ったら、遊び帰りの老人に大声で叱られて...」(大阪府・40代女性)
「立っているのも辛い状況で...」
――いずれも、一見、健康そうに見える若者が優先席に座っていることに、高齢者が腹を立てて起こったトラブルである。
しかしAさんもBさんも、体調不良や妊娠中という事情があったのだ。その話を聞こうともせず、初手で「本で殴る」「肩を強く叩く」なんて......彼女たちの恐怖や不快感は計り知れない。
一方で、中にはこんな経験をした女性もいる。
神奈川県在住・Cさん(仮名、50代女性)の場合
20代前半のころのことです。病弱な私はある日、帰宅ラッシュのバスに乗ることになりました。
立っているのも辛い状態だが、混んでいるのだから座れなくても仕方がない。そう思いながらバスに乗り込むと、優先席に座っていたおじいさんが、手招きして私に座るよう促しました。
遠慮すると、おじいさんはバス全体に聞こえそうな大きな声で
「この席は今の貴女に必要だ! 遠慮せずに座りなさい」
と言って、席に座らせてくれました。
当時20代前半だった私は、このおじいさんの配慮ある言葉に背中を押され、約30分のバス移動をかなり快適に過ごす事ができました。
用事を済ませて帰宅するまで無事だったのは、おじいさんの優しさのお陰です。
こんな素敵すぎる大人になりたいと、願わずには居られません。
あの時はありがとうございました。どれだけ助かった事か!
「のりもの」でそんな体験をしたことはありますか?
AさんBさんとは対照的な、Cさんの体験談。
優先席に若者が座っている、と反射的に怒るのではなく、このおじいさんのように、相手の事情を気遣う余裕も忘れずにいたいものだ。
皆さんも、優先席についてモヤモヤ、イライラしたことや、反対に助かった経験をしたことはあるだろうか。Jタウンネットでは皆さんのそんな体験談を募集している。
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