鳥居の向こうに「フレンチクルーラーの神様」? 福島県に存在する「おいしそうな石像」の謎を追う
2021.11.24 08:00
東北エリアでの30店舗開業記念に
取材に応じたのは、松屋の営業本部長・大日方功(おびなた いさお)さん。同社はミスタードーナツの加盟店事業を主軸としており、東北エリアで複数の店舗を運営している。
話題のオブジェがあるのは福島市にある「福島片岡鶴太郎美術庭園」の中。こちらも松屋が運営する施設で、タレント・芸術家の片岡鶴太郎さんによる作品が展示されている。
大日方さんによると、オブジェは10年4月1日、代表取締役の石森慎司さんが設置した。
「先代の代表取締役の目標としていた、ミスタードーナツの東北エリアでの30店舗開業を2009年11月に達成した記念に建立したものです」(大日方さん)
なぜ数あるミスタードーナツのメニューの中でフレンチクルーラーをモチーフに選んだのかというと、「弊社がミスタードーナツの加盟店事業を始めた当初から販売している、昔ながらの商品だからです」。
なお、オブジェはあくまでミスタードーナツ事業の発展を感謝して立てられたもので、「御神体」としてまつっているわけではないそうだ。