「隣の台も空いてるのに、真横にくっついてきて...」 コロナ禍なのになぜ?スーパーに現れる「トナラー」に困惑
駐車場で、いくらでもスペースが空いているのに、わざわざ隣に停める人がいる。
巷で「トナラー」と呼ばれる彼らは、駐車場だけでなく、通勤電車や飲食店、トイレなどでも目撃されている。
先日Jタウンネットが「温泉の脱衣所で2人組の『トナラー』に挟み込まれた。ロッカーを移動しても、2人そろって付いてきて...」(2021年8月4日付)という記事を配信したところ、読者からこんな声が届いた。
「隣の誰も使っていない空テーブルでやればいいものを、なぜ真横に来る必要があるのか全く理解出来ません」
S木さん(仮名、50代男性)は、今年8月にあるスーパーの食品フロアで、サッカー台を利用した時のことを振り返る。
レジで精算を済ませ、購入品をマイバックに詰めていたという。すると中年夫婦が、彼の真横で荷物を詰め始めたという。しかも、なぜかカゴを彼にぶつけてきたというのだから、驚きだ。
ほかが空いているのに、なぜ?S木さんから届いたメールを見てみよう。
「中年夫婦の男の方がジロっとこちらを見て...」
「地下食品フロアで買い物をしてレジで精算、その後ろにあるテーブルで購入品をマイバッグに詰めていました。平日昼時だったのですがそれほど混んでいません。ちょうど誰も使っていないテーブルがあったのでそこで購入品を詰めていたのですが、ある中年夫婦の男の方がジロっとこちらを見てから私と同じテーブルのすぐ真横にレジカゴを置いて荷物を詰め始めました」
「周りを見てみたのですが隣のテーブルが空いています。同一テーブルで、しかも真横にくっついて袋詰めしなくてはならないほど店内は混み合っていません。それにも関わらず隣で荷物を詰めはじめました」
「さらに中年夫婦の女の方が私のカゴを邪魔だと言わんばかりに自分のカゴをこちらにぶつけてきました」
S木さんが買い物したのは、神奈川県にあるスーパー。平日の昼間のことだった。
祝日に比べて人は少なく、商品を詰めるサッカー台は空いていた。なのに、中年夫婦が真横に来た。
挙句レジカゴをぶつけられるとは、辛すぎる。彼は、その時感じた不快感を吐露する。
「嫌がらせとしか思えません」
「隣の誰も使っていない空テーブルでやればいいものを、なぜ真横に来る必要があるのか全く理解出来ません。
嫌がらせとしか思えません。今日は一日この中年夫婦のせいで非常に不愉快でした。
あまりに突拍子もない出来事で何も言えずにモヤモヤしたまま退散しましたが、もし次に同じことをやってきたら何を考えているのか本人に直接聞いてみるつもりです。その時はまた結果をご報告します」
こんな経験、彼だけなのだろうか。いや、そうではないようだ。
21年7月から8月の間だけでも、ツイッターには、
「コロナが流行っているなか、1つのサッカー台の隣に無理やりくる人なんなんでしょ。他の所あいてますけど...。勘弁してほしい」
「他にもたくさんサッカー台が空いてるのに何故わざわざ隣にくる?」
「買い物に行ったら、他のサッカー台空いてるのにわざわざ私の真横に来る人いて謎すぎて意味分かんない」
「もう本当にトナラーやめて。バスの座席もサッカー台も、他のところ空いてるのに何故隣に来る?そして何故私?他の人の所には行かないのに」
といった疑問の声があがっている。
なかにはスーパーやコンビニのレジで並んでいる時に、モヤモヤしたという人も。
兵庫県の読者M子さん(40代女性)も8月に
「レジに並んでいる時に、足元の線を明らかに越えてその人の持っているカゴが私の背中に当たる位に張り付いて来る人がたまにいます。私が前に進むとその人も進んでぴったりとついてくるんです。
別に痴漢とかではなく本当に老いも若きも男女問わずで、気持ち悪い思いをしています」
とメールをくれた。ツイッターでもこんな声が上がっている。
「日本はさ、スーパーやコンビニで人と人が近過ぎるのよ。去年年末に帰った時に思ったよ。サッカー台なんてなぜ隣に来る?って。レジに並ぶ時も近い」
「レジで並んでるときに距離が以上に近い後ろの人、なんなの?離れるために少し進むとその分詰めてくる。パーソナルスペースをゴン攻めしてくる人は理解できない」
新型コロナウイルスの感染拡大以降、客同士が「密」にならないように並ぶ位置をポスターなどで指示するデパートやスーパー、コンビニは少なくない。
指示されなくても、他者とのスペースは以前より広めに保ちたいと考えている人は多いだろう。
それにもかかわらず、ピッタリくっついてくる「トナラー」。
一体なぜそんなことをするのか、聞いてみたいものである。
「トナラー」から受けた「被害」募集中!
電車や飲食店の座席、トレーニングジムのエリアなど。「トナラー」は、どこにでも出没する。嫌だなって思ったこと、ありませんか?
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