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口の中でいろんな色が作れそう...! 富山県美術館で、あの「CMYK」を食べられるらしい

松葉 純一

松葉 純一

2021.08.04 20:00
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「CMYK」というと、印刷に関わる業務に携わったことがあれば、あるいは自宅にカラープリンターがあれば、「あ、あれね」とピンとくるはずだ。

シアン(Cyan)・マゼンタ(Magenta)・イエロー(Yellow)・ブラック(Key Plate/一般には黒色)の4つの色のことである。この4色の掛け合わせで、カラー印刷のさまざまな色は生み出されている。

いまツイッターなどSNSでは、「CMYKアイス」が話題となっている。「CMYKアイス」とはいったい何?

画像提供:「BiBiBi&JURULi -ビビビとジュルリ-」

その名の通り、CMYKそれぞれの色を「ブルーハワイシャーベット」「イチゴアイス」「マンゴーアイス」「黒ごまアイス」の4種類のアイスで再現したものだ。

ツイッターにはこんな声が寄せられている。

「めっちゃ刺さります!ヤバい」
「食べる過程でいろんな色を楽しめそう」
「混ぜて調色したくなる」
「RGBアイスもあったらいいな」
「えーこれ食いたい~ 富山県美術館で食べられるらしいよ」

デザイン業界、広告業界、印刷業界で働く若いクリエイターたちを中心に、大変な盛り上がりようだ。

それぞれの味の説明がまるで、色の調子を確認する「色校正」の指示のようなデザインになっていたり、印刷物の仕上がりサイズを示す「トンボ(トリムマーク)」が描かれていたりするのも、ポイントが高いようだ。

Jタウンネット記者は、このアイスを提供している富山県美術館のレストラン「BiBiBi&JURULi -ビビビとジュルリ-」に取材した。

CMYK4色を夏にぴったりの冷たいアイスクリームで表現

画像提供:「BiBiBi&JURULi -ビビビとジュルリ-」

Jタウンネット記者の取材に応じたのは、「BiBiBi&JURULi」の広報担当者だった。

「当店は『アートとイート』をテーマにしたレストランで、富山県美術館の所蔵作品や企画展に合わせた企画メニューを展開しています。
CMYKアイスは『第13回世界ポスタートリエンナーレトヤマ2021』とのコラボレーションメニューです。
ポスターや印刷物に用いられる『CMYK』の4色を夏にぴったりの冷たいスイーツ・アイスクリームで表現しました」(「BiBiBi&JURULi」広報担当者)

CMYKアイスの開発は、今年の7月だったという。販売期間は、「第13回世界ポスタートリエンナーレトヤマ2021」の開催期間である、7月11日から9月5日までということだ。

価格は550円(税込)、画像提供:「BiBiBi&JURULi -ビビビとジュルリ-」

今回CMYKアイスの開発にあたって、とくに苦心した点を聞いた。

「ポスタートリエンナーレは、数々のデザイナーによる約400点のポスターが展示される展覧会ということで、デザインや色などもそれぞれ異なるため、何を元に企画メニューを開発するのか悩みました。
何度もアイディアを出す中で、『CMYK』に着目しメニューを開発いたしました」(「BiBiBi&JURULi」広報担当者)
画像提供:「BiBiBi&JURULi -ビビビとジュルリ-」

ツイッター、instagramなどの反響については、次のようにコメントした。

「CMYKやトンボなど、印刷物に親しみのあるクリエイターの方々を中心に、本企画に共鳴してくださって嬉しいです。これからのメニュー企画の励みになりました。 こちらのメニューをきっかけに富山県や富山県美術館に遊びに来てくださる方が増えることを願っています」(「BiBiBi&JURULi」広報担当者)
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