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滋賀の路上で「うなぎ注意看板」発見される いったい何事?設置者に聞くと...

井上 祐亮

井上 祐亮

2021.07.26 06:00
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「飛び出しウナギ坊や」もいた!

種明かしをすると看板の先にあるのは、老舗のうなぎ屋さん。

これは、1872年創業の老舗うなぎ屋「逢坂山かねよ」(滋賀県大津市)の案内看板なのだ。

投稿者のヒトヒラさんによると、「うなぎ注意」の看板は、お店に向かう途中で見かけ、「可愛らしかった」ため撮影したという。

お店では、うな丼にだし巻き卵を乗せた「きんし丼」を食べ、大満足。焼き目が香ばしく、ふかふかのウナギにだし巻き卵は、「間違いなく美味しいコンビネーション」だったとも。

「うなぎ注意」看板を見かけたら、美味しいウナギに注意せねば......。

デザインにはどんな意図を込めたのだろうか。

19日、Jタウンネット記者は「かねよ」代表取締役社長の村田章太郎さん(57)に、詳しい話を聞いてみた。

案内看板は村田社長が考えたもので、デザインの意図については、

「老舗のうなぎ屋で、敷居が高いと思っている人がいるかもしれません。若い人に入りやすい場所だと思ってもらいたいですし、見て楽しい場所として注目して欲しいなと思って、10年以上前から設置しています」

と話した。「動物注意」の標識をパロディ化したもので、「遊び心を持って作った」という。看板以外にも、お店近くには、ウナギの顔だし看板や通学路などにある「飛び出し坊や」をウナギ化した看板も置いているそう。

顔だし看板と「飛び出し坊や」風看板(ストリートビューのスクリーンショットより)(c)google)
顔だし看板と「飛び出し坊や」風看板((ストリートビューのスクリーンショットより)(c)google)

お客さんからの反応は「おもしろい」「気になる」といった具合に好評で、写真に収めてSNS上に発信する人は少なくないという。

村田社長は、こうした声やお客さんに向けて

「看板などに興味を持っていただき、その先にある古き良きお店の外装や内装、またウナギを味わっていただければと思います」

と述べた。

そろそろ、土用の丑の日。「うなぎ注意」の看板に出会いたい......!

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