その名も「マツモットォ」 京都ご当地スーパーのオリジナル商品に反響→マリトッツォとはどう違う?誕生秘話を聞いた
2021.07.22 20:00
「語感も良いし、良いんじゃないかなと」
取材に応じた同社商品部の担当者によると、「マツモットォ」はスーパーマツモトの全24店舗すべてで販売されている、オリジナル商品。
他社のマリトッツォも参考にして開発したが、開発担当者が「オレンジの風味はいらない」と感じたため、生地にもクリームにも、オレンジピールなどは入っていない。
つまり「マツモットォ」は、シンプルなパンに、シンプルな生クリームをたっぷり挟んだスイーツというわけだ。
「手間がかかることもあり最初は数店舗だけで販売していたのですが、反響が大きかったりお問い合わせが多かったこともあり、全店舗で販売することにしました」(商品部担当者)
気になるネーミングの由来についても聞いてみた。
「『マリトッツォ』にしてもまあ良かったんですが、どうせなら弊社名をもじったらおもしろいんじゃないかと思いまして。
あと、(『マツモットォ』という商品名は)『もっと』という言葉を連想できるんですよ。『もっと食べたい』のような。だから語感も良いし、良いんじゃないかなと」(商品部担当者)
実際、「マツモットォ」が別のネーミングだったらここまで話題になっていたとは思えない。1度聞いたら忘れないだろう。
ちなみに、記者もマリトッツォのオレンジピールはいらないと感じる派。「マツモットォ」は好みに合いそうなのでぜひ食べてみたいのだが、スーパーマツモトが近所にないのが悲しい。
現在、京都府内に23店舗、大阪府内に1店舗あるので、近くに在住の人はぜひ食べて感想を聞かせてほしい。