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コツは「少し崩すこと」 人気和菓子店が語る「陳列の秘訣」に納得の声

松葉 純一

松葉 純一

2021.06.29 21:00
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販売する人より、お客さんからの反応が多かった?

金精軒公式アカウント(@kinseiken_jp)のツイートより
金精軒公式アカウント(@kinseiken_jp)のツイートより

金精軒の創業は、1902年(明治35年)。120年近い歴史があるのだが、「老舗を気取るにはちと足りません」ということだ。

冒頭のツイートのきっかけを聞いてみると、担当者はこう答えた。

「自分は社歴約10年の中堅なのですが、店員になったばかりの人の指導を担当することがあります。
とくにマニュアルなどないのですが、自分の経験から、こう教えています。お客様に手にとっていただく商品は、きちんと並べると手にとってもらえない、少し崩すのがポイントだ、と......」
「店頭販売をしている人にしか興味を持ってもらえないだろうと思いながら、ツイートしてみたのですが、思いがけず多くの方に興味を持ってもらえたことに、びっくりしました」(金精軒公式アカウント担当者)

販売する側の人より、お客さんの側からの反応が多かったことに、驚いたという。「お客さんもやはりそう思っていたのだ」と嬉しかったと、担当者。

金精軒公式アカウント(@kinseiken_jp)のツイートより
金精軒公式アカウント(@kinseiken_jp)のツイートより

ところで写真の「大吟醸 粕てら」とは、どんなお菓子なのか? 気になった読者もいるだろう。

大吟醸酒を醸造した副産物の酒粕を活用して、カステラ状に焼き上げたものらしい。金精軒の自信作だというが、お客さんに実際に手にとってもらうためには、実はきめ細やかな工夫があったのだ。

金精軒公式アカウント(@kinseiken_jp)のツイートより
金精軒公式アカウント(@kinseiken_jp)のツイートより

金精軒といえば、「水信玄餅」とご記憶の方も多いだろう。「水信玄餅」を食べたユーザーの感動のツイートが、爆発的に拡散されたこともある。

Jタウンネット記者も数年前の夏、白州町のお店を訪ねたことがあったが、あまりの行列で、断念したことがあった。

「和菓子店は夏はお客様が比較的少ないそうですが、当店はおかげさまで夏が繁忙期です。甲府駅にも店舗ができました。夏休みにぜひお出かけください」と、担当者は語った。

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