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旅先いい話

「指定席に座る私に『そこは私の席だ!』と吼えたオジサン。乗務員を連れて行くと、まさかの展開に」(東京都・30代男性)

井上 祐亮

井上 祐亮

2021.05.21 21:00
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乗務員と一緒に、再びおじさんのもとへ...

僕は、乗務員に

「すいません。このチケットは、こちらの新幹線であっていますよね?」

と、確認すると乗務員は

「はい、あっています。誰か違う方がお座りになられていましたか?」

と聞いてくれたので、僕は

「はい」

と答え、一緒に座席まで行きました。 当然、先程のおじさんが座っていましたが、乗務員の方がチケットを確認。

すると乗務員は、

「こちら、次の時間の新幹線のチケットですね」

と説明しました。

どうやら、おじさんは1本時間の早い新幹線へ、間違えて乗ってしまったようなのです。 おじさんは直ぐに立ち上がり、僕に

「申し訳ございません!」

と頭を下げました。

それはそれは見事なお辞儀をして見せたのです。 めでたしめでたし。 ではなく...。話には続きがあります。

――乗ってしまったのはしょうがない。

乗務員が、おじさんを空いている席へ移動させたのですが...。

その席が、まさかの僕の隣でした。

なんとも居心地の悪い旅路でした。 おしまい。

「のりもの」で出会った「迷惑な隣の席の人」いませんか?

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