確実に「何か」が降臨してる... 荒海の中に立つ大洗の鳥居が神々しすぎる
「一瞬雲の切れ間から出る太陽光がヤバすぎでした」
投稿者のてらぬーさんによると、ここは茨城県大洗市、大洗磯前(いそさき)神社にある神磯の鳥居だという。撮影したには、4月18日午前6時15分頃だった。
「昨日が雨で強風、波浪注意報が出ていました。そのため波が普段より高く大時化(おおしけ)でした。他にもカメラマンがいましたが、日の出狙いだったためか、この写真を撮ったときにほとんど居なくなってしまいました」(てらぬーさん)
天候が悪かったことが、写真にとっては吉と出たようだ。曇りの中で、偶然、陽が差し込んできたおかげで、神々しい光景となった。「一瞬雲の切れ間から出る太陽光がヤバすぎでした」と、てらぬーさん。「いつでも狙えるもんじゃないから、運がよかった」とも語る。
大洗磯前神社社伝には、次のような記述がある。
「......常陸国鹿島郡大洗磯前に御祭神大己貴命・少彦名命が御降臨になりました。里人の一人に神がかりして、『我は大奈母知、少比古奈命なり。昔此の国を造り訖へて、去りて東海に往きけり。今民を済わんが為、亦帰り来たれり』と託宣され、ここに当社が創建されました」
つまり神様が降臨したという伝説が残されているのだ。降臨したのが、海の中の磯、神磯の鳥居のある場所、とされているのだ。
毎年元旦には、宮司以下神職が神磯に降り立ち、太平洋に昇る初日の出を奉拝するという。初日の出スポットとしても有名だ。
投稿者のてらぬーさんは、茨城県在住。大洗には月数回通って、日の出のタイミングなど情報に合わせて撮影を行っているそうだ。「大洗磯前神社の鳥居は、海にあることから、さまざまな自然現象との組み合わせにより、色々な写真を撮ることができるので、何回撮影しても飽きることがありません」と語る。
ツイッターに、「神々しい」という感想が多数寄せられているが、「神磯の鳥居の神々しさを写真に納めることは一つの目標だったのでとても嬉しいです」と、満足そうだ。
「まさにナニかが降臨した瞬間でした」とも、つぶやいている。