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被災地・気仙沼市から沖縄に流れ着いた杭が話題に 東日本大震災から9年かけて約2300キロ【#あれから10年】

松葉 純一

松葉 純一

2021.03.11 17:29
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マンタの浜、ガジュマルの木の前に

「あず」(@GTR35_TRED)さんのツイートより、編集部でトリミング
「あず」(@GTR35_TRED)さんのツイートより、編集部でトリミング

投稿者「あず」さんによると、撮影したのは2021年3月9日。場所は、西表島の東岸に隣接する由布島(ゆぶじま)だ。由布島は、周囲2キロの小島で、島全体が「亜熱帯植物楽園」と呼ばれる植物園になっている。

「由布島のどのあたりか、はっきりとは覚えていませんが、カフェの近くだったと思います」と、「あず」さん。

この杭はいったいどのような経緯で立てられたのか? Jタウンネット記者は、「亜熱帯植物楽園由布島」に電話取材した。

電話で答えたのは、代表の西表晋作さんだった。

「昨(2020)年の10月頃でしたか、当植物園スタッフが西表島に流れ着いた杭を持ってきて、園内に立てていいですかと聞くので、良いよと答えたら、あっという間に立ててしまいました。場所は、由布茶屋という飲食店の近くで、マンタの浜と呼ばれているところです」

「亜熱帯植物楽園由布島」は21年3月上旬まで休業していたが、ようやく2カ月ぶりに再開した。関西方面からの観光客が多く、西表島の周遊コースに入っているという。

気仙沼市の杭がどのようなルートで西表島に辿り着いたかは、謎のままだ。沖縄県八重山諸島の由布島で、東日本大震災の津波の威力を思い知る。そんな旅も興味深い。

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