鮭の読み方、サケ・シャケどっちが正しい? 専門家の見解は...
[ドデスカ - 名古屋テレビ] 2020年11月11日放送の「あらゆるサーチ」のコーナーでは、鮭の呼び名が「サケ」と「シャケ」の2つある理由を紹介していました。
鮭という漢字は、魚へんに「十一十一」と書くことから、11月11日は「鮭の日」なのだそう。
番組では、「サケ」か「シャケ」のどちらが正しい呼び方なのか調査していました。
回答は真っ二つ
まず番組が、名古屋で街頭インタビューをしたところ、76人のうち「シャケ派」が40人、「サケ派」が36人とほぼ真っ二つ。
では、どちらが正しいのでしょうか。鮭の漁獲量全国1位の北海道にある千歳水族館の館長に聞くと、回答は「サケ」。
理由は図鑑に載っている表記が「サケ」だから。一方、伊勢志摩中央市場で水産業を営む瀬崎さんの回答は「シャケ」。
加工前の鮭を「サケ」と呼び、加工してある鮭を「シャケ」と呼んでいるそうです。
なぜ、世の中にサケとシャケ、2つの呼び名が混在しているのでしょうか。
小学館で40年国語辞典の編集を担当した神永暁さんに番組が話を聞くと、文献的にはサケの呼び名の方が古いそう。江戸時代になるとサ行がなまり、さじをしゃじと言ったように、サケもシャケと言いやすくなったのではと推測していました。
結論として、サケとシャケ、どちらを使っても、間違いではないそうです。
ところで、11月11日はポッキーの日だけでなく鮭の日でもあったのですね。知りませんでした。
ライター:iwatami