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博多のビル群を駆ける蒸気機関車 鬼滅「無限列車」に鉄道ファンが注目した意外な理由

井上 祐亮

井上 祐亮

2020.11.02 17:00
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「通行人のどよめきは凄かった」

11月2日、Jタウンネットが投稿者の「森さん」さんを取材すると、撮影のきっかけをこう述べる。

「今回熊本から博多までの特別企画運転と言うことで滅多に見られない事なので撮影をしました。
あと鬼滅の刃を読んでいる友人から無限列車撮影をして欲しいと言う声も多かったので撮影にもこだわりました」

平日は会社員として働く彼。休日になると、趣味である「鉄道写真」の撮影をしているという。

撮影時のこだわりを聞いてみると、

「普段からイベント列車は駅から撮影する方が多いですがSLと言う古い車両が現代の街並みを走るという記録を今回は撮りたくてあえて街中からの撮影にしました。実はかなりギリギリまで撮影地に悩みましたが友人の助言を頂き今回の撮影ポイントを選びました。
博多の街並みから汽笛を鳴らすSLが現れた瞬間、通行人のどよめきは凄かったです」

と話した。

彼は投稿が反響を呼んだことに、

「今回街並みを走るSLの入線風景もそうですが現地に行けなかった鬼滅の刃のファンの方々からも色々な感想や感謝のリプが届きました。私自身の写真が誰かに感動や刺激を与えることが出来たのであれば光栄です」

とした。

現代人の感覚からすると、SLが走っているだけでも珍しい状況だ。JR博多駅を走行するのは、いつぶりなのだろう。

JR九州の広報担当者に過去の運行状況について聞くと、担当者が把握している範囲では、

「19年前...、でしょうか。2001年4月にJR博多駅から佐賀県の神埼(かんざき)駅間でSLは走行したことがあります」

という。

「SL鬼滅の刃」の臨時運行は、11月1日、3日、15日、21日、23日の5回のみ。座席はすでに完売しているが、走行中の姿をシャッターに収めるのも楽しみ方の一つかもしれない。

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