関西人の皆さん、「カネモ」は他の地方では全然通じないようです
コテコテの関西弁?
読者には、事前に「カネモ←この言葉の意味、分かりますか?」という質問を投げかけた。
全国の結果を見ると、「聞いたことも使ったこともある」が28.9%、「使ったことはないが、聞いたこともあって意味も知っている」が11.6%。つまり、40.5%の読者が「カネモ」の意味を知っていた。
一方、「聞いたことはあるが、意味は知らなかった」は1.1%、「全く知らなかった」は58.5%で、意味を知らなかったのは全体の59.5%だった。
全体では「知らない」派が少し優勢。とはいえ「知っている」と答えた人も4割いる。
全国的に「カネモ」はある程度は通じる言葉なのだろうか。しかし、である。地域ごとの結果を見ていただきたい。
こちらは、都道府県ごとに「カネモ」の意味を知っている人の割合を出し、色分けした地図である。
圧倒的な認知度を誇っている地方がある。近畿地方だ。
近畿2府5県では、それぞれ割合が高かった順に三重(75%)、和歌山(75%)、滋賀(73.3%)、奈良(72.2%)、兵庫(67.3%)、大阪(64%)、京都(59.4%)という結果に。平均すると69.4%が「カネモ」の意味を知っていた。
そしてこの7地域以外では、「カネモ」の意味がわかる人は5割以下だ。
北から順に、以下のような割合である。
北海道(0%)、青森(14.3%)、岩手(0%)、宮城(12.5%)、秋田(33.3%)、山形(28.6%)、福島(0%)、茨城(20%)、栃木(10%)、群馬(0%)、埼玉(4%)、千葉(31.6%)、東京(46%)、神奈川(7.1%)、新潟(0%)、富山(0%)、石川(0%)、福井(33.3%)、山梨(0%)、長野(0%)、岐阜(11.1%)、静岡(18.2%)、愛知(17.5%)、鳥取(0%)、島根(0%)、岡山(18.2%)、広島(25%)、山口(0%)、徳島(0%)、香川(0%)、愛媛(18.2%)、高知(17.7%)、福岡(5.9%)、佐賀(0%)、長崎(0%)、熊本(0%)、大分(0%)、宮崎(25%)、鹿児島(25%)、沖縄(14.3%)。
ほとんどの場所で「知っている」率は2割以下。0%のところも18地域あった。
この中で比較的多くの人が「カネモ」を知っていたのは、東京。近畿地方から引っ越してきた人が多いのだろうか。半数近くの人が意味を知っているようだ。
また近畿地方2府5県に隣接する県(福井・岐阜・愛知・鳥取・岡山)でも、福井(33.3%)を除いて、軒並み0~10%台の認知度だった。