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実は梅田よりも攻略困難? 一見シンプルな名古屋駅が「迷駅」と呼ばれる理由とは

松葉 純一

松葉 純一

2020.08.03 06:00
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ダンジョンとか迷宮とか呼ばれる駅といえば、大阪の梅田、東京の新宿と相場が決まっている。

...と思っていたのだが、その二駅以上に迷いやすい駅があるらしい。名古屋駅だ。

2020年7月21日、次のような意見がツイッターに投稿され、話題になっている。 

図は、カラフルに彩られた名古屋駅の路線図のようだ。

JR、新幹線、近鉄、名鉄、あおなみ線、市営地下鉄東山線・桜通線の名古屋駅が、一か所に集中している様子が見て取れる。

確かに密集はしているが、投稿者が「路線図で見ると人畜無害そうに見える」とコメントしているとおり、一見、シンプルな構造のように思える。

ところが、「実際に行くとズバ抜けて迷うひどい構造の駅」なのだという。いったいどういうことなのだろう? このツイートには1万件近い「いいね」が付けられ、目下拡散中のようだ。

ちょっと何言っているか分からない状態のJタウンネット編集部は、投稿者のとさろく (@ef651036jrf) さんに詳しい話を聞いた。

「ナナちゃん見に行ったら 帰って来れなくなる」

とさろく (@ef651036jrf) さんのツイートより
とさろく (@ef651036jrf) さんのツイートより

名古屋駅がズバ抜けて迷うとは、どういうことなのか? 投稿者のとさろくさんはこう説明した。

「名古屋駅が迷う理由ですが、一番思うのが『駅が同じ場所に密集しすぎており構造がめちゃくちゃになっている点』です」

とくに迷いやすいのは名鉄と近鉄の辺りだ、ととさろくさん。

「歩くたびにどこかしらの改札口か、どこに繋がってるのか、よくわからない階段や通路にぶち当たります」とのこと。

この二駅の構内図を見てみると、確かに様々な場所につながる階段や通路が入り乱れていた。「市バス乗り場」と「名鉄バスセンター」真逆の方向にあるなど、初めて名古屋を訪れる人は「どちらにいけばいいの?」と混乱すること間違いなしだ。

駅構内図(名鉄と近鉄のウェブサイトから編集部でスクリーンショット)
駅構内図(名鉄と近鉄のウェブサイトから編集部でスクリーンショット)

また「看板が異常にわかりにくい」という点も名古屋駅で迷いやすい理由の一つだそう。さらに、ととさろくさんは続ける。

「突然目的地に行く途中で、目標にしていた案内が消えるおまけまで付いてきます。行くたびに迷宮の中ほどまでなんとか歩いてきたら、突然捨てられるようなスリリングな感じを受けます」

とさろくさんにとっては、梅田や新宿以上に迷うのが名古屋駅だという。

「個人的に梅田駅は構造が把握できているのでなんとも思いませんが初見では厳しい構造だろうなあというのはとても思います。
新宿駅や渋谷駅も何度か利用していますが、どちらも看板通りに行けばだいたいは目的地にたどり着いた印象です。
ただし、名古屋駅だけは2回迷いました。特にナナちゃん人形は行くまでに20分以上かかりました。あそこだけは本当に分かりません」

と、とさろくさんの証言は容赦ない。ちなみにナナちゃん人形とは、名鉄百貨店本店メンズ館前に立つ巨大マネキンのこと。名古屋のシンボルの一つで、人気の待ち合わせスポットでもある。待ち合わせスポットにたどり着けないとは、悲劇的だ。

とさろくさんのツイートには、他のユーザーから名古屋駅についてさまざまな声が寄せられている。

「名鉄名古屋駅は行き先間違えるととんでもない所にワープしてしまいます...」
「近鉄からあおなみ線に乗り換える時。近そうなのにひたすら歩かされる」
「大阪行きの近鉄特急と東京行きの新幹線が同じ方向に発車しますからね...」
「名古屋駅はホンマややこしい ナナちゃん見に行ったら 帰って来れなくなる時があるw」

名古屋駅は迷宮だ、と思う人は多いようだ。とさろくさんは、自身のツイートに寄せられた名古屋駅に対する評価を以下のようにまとめた。

「迷駅。名鉄と近鉄付近がまったくわからず、特に名鉄百貨店付近の地下構造がひどい。バスのりばとタクシーが絡むともう一つワケがわからず、名鉄は乗ってもどこに行くか分からないから二重に苦しむ。あおなみ線の乗り換えで遭難者が多発している。初見は死ぬ」

名駅(名古屋駅)は迷駅。初めていく場合は、心してかかろう。

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