「一般人」を全力でアピールできる腕章が話題　なぜ作った？メーカーに聞いた

Jタウンネット記者も、取材先によっては、「報道」とか「広報」と記された腕章を渡され、腕章を付ける機会がある。その腕章を身に付けているだけで、一般の人が立ち入れない場所に入れたりする。

不思議なもので、なぜか身が引き締まる思いがするものだ。あくまでも錯覚なのだが......。

そんな気分を味わえる（？）カプセルトイ「パーソナル腕章」が話題になっている。ラインアップは「減量中」「猫好き」「帰宅中」「酔」「観光中」「一般人」「無許可」の7種類だ。

2020年3月30日、ブシロードクリエイティブが展開するカプセルトイブランド「TAMA-KYU(たまきゅう)」から順次販売が始まっている。

このユニークな腕章は、創り手側のどんな思いから生まれたのだろうか？　Jタウンネット記者は、販売元のブシロードクリエイティブに取材した。

「無許可」を付けて写真を撮影したい

そもそも「パーソナル腕章」企画のきっかけは何だったのだろう？

「腕章に憧れがありましたが、特別な人しか付けられないという印象でした。誰でもいつでも付けられる腕章があったらいいのに、と考えた際にアイデアが浮かびました」

「パーソナル腕章」のこだわりは何だったのだろう？

「見た人がツッコミたくなるような情報と、ガチャガチャを見た人が『意外と使えるかも...』と思えるような情報のバランスをとったつもりです。誰かが実際に使っている状況を想像してニヤニヤしながら決めました。

『減量中』を付けてラーメン大盛り食べているとか、『無許可』を付けて桜の写真を撮影しているとか。同様に皆さんも想像力を膨らませていただけたらとても嬉しいです」

どんなシチュエーションで使うのが、おススメなのか？

「例えば道端で撮影などする際に『無許可』を付けていれば、道行く人も『なんだ、無許可撮影か』と。『猫好き』を付けていれば、野良猫をそ～っと追いかけていても『ああ、猫好きさんね』と納得してもらえるかと思います。

人は何だかわからない事や状況に不安や恐怖を感じるものかと思いますので、これを付けていればその点は安心です。そういった意味では通常の腕章と同じ役割ですので、各自のご判断で装着いただくのが良いかと思います」

「パーソナル腕章」の7種類の中でとくに人気は何だろう？

「大変ありがたい事にたくさんのお客様からご好評いただいております。ネット内の評判を見る感じですと、どの種類も同じくらいほしい！と言ってくださる方がいらっしゃいますが、『一般人』や『猫好き』は特に多く反響をいただいている印象を受けました」

「パーソナル腕章」はSNSで拡散中だが、お客様からはどんな反応・要望・提案が来ていのだろう。

「『腕章』というものに対して少なからず憧れがあるなかで、　なかなか日常生活を送っていたら付けられないといった印象でした。『選ばれし者』以外でも気軽に装着することができるというところがユーザーの方に刺さったのではないかなと思います。

実際に多くのお客様から『付けてみたい！』『ほしい！』といった反応をいただいております。また、カプセルトイで気軽に腕章がゲットできるというところも魅力の一つなのかなとも感じました」

たしかに、ガチャガチャで好みの腕章が手に入るとしたら、夢中でガチャガチャしてしまうかもしれない。