海で釣りをしていたら、アジがまさかの姿で流れてきた
一体なぜこんなことに――?
思わずそう呟きたくなってしまう奇妙な写真が、ツイッターで注目を集めている。
こちらは、ツイッターユーザーのあしゅらん(@yonedukaiko)さんの2020年2月29日の投稿。5年前に宮崎の海で釣りをしていた時に撮影した写真には、「アジの開き」が映っている。
濃い色の海に浮かぶ干物の姿を見ていると、鳥に運ばれてやって来たのか、それとも店のおじさんと喧嘩して海に逃げ込んだのか、はたまた里帰りがしたかったのか、などとアジの開きがこれまで辿ってきた道のりをあれこれ想像してしまう。だんだん両腕を伸ばして背泳ぎしているようにも見えてきた。
ツイートを見たユーザーからは、
「貴重なアジノヒラキの野生種だ」
「すげえ!野生のアジのひらき初めて見た!」
「これは希少な水泳シーン」
などの反応が寄せられた。また、
「アジは、成熟すると胴体中心部から亀裂が入り、そのままそれまでの外皮部と内蔵部が表裏になるように展開し、同時に内蔵も欠落します この状態になったアジを、その様をしてアジの開きと呼ばれます
開きとなったアジは海を漂流し、多くは漁によって捕獲されますが、稀に一般人に目撃される事もあります」
と、まことしやかに「アジのひらき」の生態を解説する人も。
小さな子どもがこの写真をみたら、「アジはこんな風に泳いでいるんだ!」と勘違いしてしまうかもしれない。そんな瞬間に立ち会った場合は、しっかり説明してあげてほしい。