101歳で亡くなった祖母が遺した木彫り作品 センスあふれるデザインに反響「可愛すぎる」
「少女時代に昭和モダンに触れた女性の感性」?

Jタウンネットの取材に対して、投稿者azukKiさんはこう答えてくれた。
「私の実家は岡山県津山市です。 祖母は大阪生まれで、戦時中に津山市に移りました。 祖母は、大正4年(1915年)生まれで、101歳で亡くなりました」
どんな方だったのか、と聞くと......、
「いつも笑顔でオシャレな人でしたね。 実家のあたりはいわゆる田舎なのですが、大阪出身の祖母は着るものも垢抜けていて、年をとっても『〇〇さんはオシャレ』と評判でした。 老け込んで見られるのがイヤな人でしたね」

大正4年、大阪生まれということは、いわゆる「昭和モダン」と呼ばれる、近代市民文化が華やかだった時期(昭和初期)に、少女時代を過ごしたのだろう(Jタウンネット記者の推測だが)。
竹久夢二の美人画や高畠華宵の美少年・美少女の挿絵などが大人気で、流行の最先端のファッションを着こなすモガ(モダン・ガール)が登場した時代と聞いている。阪急電鉄が阪急百貨店や宝塚大劇場をオープンしたのもこの頃だという。
「昭和モダン」華やかりし頃の大阪で、自由にのびのびと育ったのが、投稿者の祖母だった、というわけではないだろうか(Jタウンネット記者の推測だが)。
何か印象に残るエピソード、ありませんか? と、投稿者に聞いた。
「40年前、一緒にドイツ旅行したことがあるのですが、当時60代だった祖母が、現地で私と一緒に耳にピアスの穴を開け、髪をアフロにしたときは、その自由さに驚きました。 いつまでも気持ちが若いのが、長寿の秘訣だったかもしれません」
ツイッターには次のような声が寄せられている。
「少女時代に昭和モダンに触れた女性達の感性は、やはり違いますね。素晴らしいセンス」
「どれも可愛くてほのぼのした気持ちになります」
「可愛すぎる!」
投稿者のazukKiさんは、こんなツイートも投稿している。
たくさんのリツイートといいね、ありがとうございます。おしゃれで茶目っ気いっぱいの祖母を紹介させてください。若かりし頃。そして百歳のお祝いをいただいた日。 pic.twitter.com/PuT7Kh8LW9
— azukKi (@azukki_) 2020年2月3日