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高さ12m「巨大獅子頭」がドーン! インパクトしかないパワースポット・難波八阪神社

松葉 純一

松葉 純一

2020.01.03 11:00
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難波八阪神社獅子殿(Thomas Housieauxさん撮影、Wikimedia Commonsより)
難波八阪神社獅子殿(Thomas Housieauxさん撮影、Wikimedia Commonsより)

ミナミの愛称で親しまれる大阪・難波に、日本人はもちろんだが、大勢の外国人も訪れる、いま話題のパワースポットがあるのをご存じだろうか。

彼らが目指すのは、高さ12メートルという巨大な獅子頭、しかも大きな口を開けている。難波八阪神社の獅子殿だ。写真上がその獅子だが、目玉が光っているようにも見える。なんとも異様な、大迫力の獅子殿。いったいこれにはどういう意味があるのだろう。

Jタウンネット編集部は、大阪に電話して、詳しい話を聞いてみた。

邪気を飲み込み、福を授ける

難波八阪神社獅子殿(難波八阪神社ホームページより)
難波八阪神社獅子殿(難波八阪神社ホームページより)

Jタウンネット編集部の取材に答えてくれたのは、難波八阪神社の粟辻勲宮司だ。

「獅子は、邪気を飲み込み、福を授けると言われております。勝運(商運)を招くと、スポーツをやられている方や、商売をされている方、営業マンなど、全国各地から多くの人たちが参拝されています。近ごろは外国人の方の姿も見かけようになりました」

金運や勝負運アップ、就職や入試の合格祈願のために訪れる参拝客が多いそうだ。

獅子殿が建てられたのは1974年。高き12メートル、幅7メートル、奥行き7メートル、鉄骨・鉄筋コンクリート造りだ。目はライト、鼻はスピーカーの役割を果たしているという。

舞台では、お正月には、神楽・居合道など、夏祭りには、獅子舞・民踊等各種芸能が奉納される。

難波八阪神社(sailkoさん撮影、Wikimedia Commonsより)
難波八阪神社(sailkoさん撮影、Wikimedia Commonsより)

難波八阪神社の歴史は古く、ホームページには次のように記されている。

「社伝によれば古来『難波下の宮』と称し難波一帯の産土神でした。後三条天皇の延久(1069年から1073年)の頃から祇園牛頭天王(ごずてんのう)をお祀りする古社として世間に知られていました」

祇園牛頭天王は、京都の八坂神社の祭神だ。大阪の「難波八阪神社」では、「八坂」ではなく、「八阪」と表記する。

「毎年1月の第3日曜日に行われている綱引神事は当社の御祭神、素盞嗚尊(すさのをのみこと)が八岐大蛇(やまたのおろち)を退治し、民衆の困苦を除かれた故事に基づき始められたと言われています」

綱引神事は、2001年、大阪市で初めての無形民俗文化財に指定された。どうやら1000年近い歴史を持つパワースポットと言えるようだ。

難波八阪神社 拝殿(KENPEIさん撮影、Wikimedia Commonsより)
難波八阪神社 拝殿(KENPEIさん撮影、Wikimedia Commonsより)

金運や勝負運を高めるということだが、参拝客から実際にご利益があった話を、聞いたこがありますか、と聞いた。

「そういえば、子供たちから『試合に勝ったで』と報告を受けたことはありましたね」と、粟辻宮司は笑いながら答えてくれた。

2020年新春、福を招く巨大な獅子にお参りに行ってはいかが。あなたが授かりたいのは、金運、勝負運、どちらだろう? あ、やっぱり、そっち?

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