「誰でもサンタに」千葉市の企画が大成功 養護施設のプレゼント「Amazonリスト」で募集...実施の狙いを聞いた
リストでは「価格」を考慮
児童養護施設などへのクリスマスプレゼントとして「Amazonほしい物リスト」を使用するのは今回が初めてだったが、リストを作る際にはこんなことを考慮したようだ。
「寄付する側の立場になって物品等を選択しなきゃいけないというのは難しい所だと思いました。ちょっと高価なものをお願いするという選択肢もあったんですけど、それだと寄付していただけるか分からないので、その辺りの調整が必要なのかなと思いました」
たしかに高価なものだけを並べるより、寄付しやすい値段のものも入れることで、いくらかハードルは下がるかもしれない。リストを作るのも簡単ではなかったようだ。
ツイッターでの拡散もあってか、わずか3日で終了した今回の取り組み。担当者はこの結果を受けて、
「想定以上の短期間ですべてはけてしまったということで、それについてはご支援に感謝しているという所です。こんなに早く寄付していただけると思っていなかったものですから...。注目していただいているんだなというのを、改めて実感しました」
としている。
今後については、「施設の希望を聞きながら、クリスマスにこだわらず同様の企画を実施していければと思います」とのこと。熊谷市長も12月15日、自身のツイッターで、
「サンタクロース大作戦はあっという間に各施設が必要としているものがプレゼントされました。多くの皆さまのご支援に感謝します!『ギフト券とかを用意しておけば出遅れた人もプレゼントできる』等、様々なご意見を頂いたので今後に生かしていきます」
と投稿している。
千葉市の「サンタクロース大作戦」は終了したが、喜ばしいことに善意の連鎖はこれで終わりではない。この企画が話題になったことで、ネット上では今回と同様、「Amazonほしい物リスト」を活用した他施設の取り組みに注目が集まっているようだ。