小倉=繁華街だけ...じゃない! 日本有数の名勝「平尾台」で北九州市の自然を大満喫
旦過市場やTOTOミュージアム、小倉城など、いくつもの観光スポットが集中している小倉北区。北九州市の中心部といっても過言ではない。
繁華街のイメージが強い小倉だが、小倉南区では豊かな自然を楽しむことができる。石灰岩などの岩石でできた広大なカルスト台地「平尾台」だ。地下には天然記念物の「千仏鍾乳洞」を含む、多くの鍾乳洞が存在する。
たまには東京の喧騒から離れて大自然を満喫したい――東京のオフィスを飛び出し、平尾台にある大きな公園「平尾台自然の郷」に向かった。
謎のキャラクターがお出迎え
訪れたのは2019年10月某日。3連休の中日ということもあって駐車場には車がいっぱいだ。中はさぞかし混んでいるだろうと思いきや、公園が広すぎるせいで窮屈な感じはまったくない。
日本有数のカルスト台地として知られる平尾台。昔地理の教科書で見たなあ...そんなことを思いつつ景色を眺めていると、なにやら別のスポットが目に飛び込んできた。
結構いろいろあるんだなあ、さすが小倉。そんなことを思いながら、この辺りに詳しい案内人Sさんにあれはなにかと聞いてみると、
「あそこも公園の一部です。次はあそこに行きましょう!」
とのこと。マジか...遠すぎる...。一山超えるレベルではないか。
たどり着けるか不安だが、とにかく歩くしかない。するとそこに現れたのは...
トーマ〇...ではなく「キタポッポ」だ。公園内ではこれに乗って移動することができる。ちょっと怒ったような顔をしているのが気になるが、それもまた味がある。(運行期間は4~11月、料金は4歳以上100円)
キタポッポには乗らない派のSさんについて歩くと、既視感のある造形物が次から次へと現れる。某人気ゲームのキャラクターを彷彿とさせるが...。
愉快な仲間たちのおかげで、飽きることなく歩くことができた。
到着したエリアにはアスレチックや音楽堂があって、子どもたちでにぎわっている。
大きな滑り台が2つあり、のびのびと遊ぶことができる。無邪気に遊ぶ子供の姿を眺めて心もだいぶリフレッシュできた。そろそろ東京に帰ろう...。
しかしSさんはまだ歩みを止めない。これ以上どこに向かおうというのか。
もうクタクタの筆者の目に飛びこんできたのは――
「あそこも公園の敷地です。行きましょう!」
広い、広すぎる...。なんという贅沢な敷地の使い方。あまりの広さに絶句しながら、筆者は最後のエリアに向かった。
到着した先に広がるのは、なんとキャンプ場。近くには草ソリ用の丘もあり、思う存分遊ぶことができる。平日を除けば、ソリはレンタル可能だ。
さらに丘を上ると、「岩の砦」と書かれた謎の入り口が。すごく気になるので進んでみる。
広がるのは無数の岩、岩、岩...。なんだか冒険心がくすぐられる。上に登ることもできるが、その際はくれぐれも注意してほしい。
とにかく広すぎる公園「平尾台自然の郷」。敷地面積は約22万平方メートルで、東京ドーム約5個分だ。
もちろん、ただ単に広いだけではない。ここまで紹介してきたほかにも、バーベキュー(4~11月限定)、鍾乳洞を探索できるケイビング体験など様々なアクティビティが楽しめる。北九州市に行った際には、ぜひ立ち寄ってみては。
<企画編集:Jタウンネット>