暗闇で光る「警官風トートバッグ」 子供を事故から守るアイデアに称賛...考案者の思いを聞いた
担当者の思いを聞いた
デザインが注目を集めることになったきっかけは、とあるツイッターユーザーの、
「『運転手が1番ビビるのは警官・パトカーやろ』つってホンダが作った子供用トートがかわいい。『肩にかけるおまわりさん』というコンセプトもかわいい」
という投稿だ。11月3日に投稿されたツイートは、いいねが4万8000件を超えている。リプライ(返信)には、
「これ、すごい!視点がいい!!」 「暗闇から突然現れる歩行者はかなり怖いので このトートはありがたい!!」 「子供にも自分用にもほしい」
と、保護者や運転手からも賞賛の声があがっている。
こちらが「肩にかけるおまわりさん まもってトート」である。
ホンダが9月21日から「秋の全国交通安全運動」に合わせて先着100人に無料配布したもの。誕生のきっかけについて、
「ホンダの交通安全の取り組みの一つとして、まもってトートを製作していました」
と話すのは、ホンダ広報部企業広報課の担当者で、「まもってトート」を企画した坂実沙子さんだ。
「まもってトート」とは何か。公式サイトには、
「暗闇で光るおまわりさんの制服を見ると、ドライバーがハッとする心理から着想しました」
とある。これは坂さん自身が思ったことなのだろうか。
「チームで思いつきました。最近車を運転していると、電柱に看板が立っていて、そこに反射テープが貼ってあるのをよく目にしていました。おまわりさんの制服のように見える看板をたびたび見かけ、『最近よくみかけるよね』と話し合いました。これがきっかけです。 おまわりさんの制服をモチーフにしたら、より安全運転を促せられるのではないかと思いました」
確かに夜道の運転で、警察官をみかけると安全運転を心がけようと改めて思うことができる。見ただけで背筋がピンとなりそうだ。
だが配布はすでに終了してしまっている。しかし安心してほしい。ホンダの公式サイトには、こんな文言が。
「お子さんと一緒に、世界でひとつだけのマイトートを作ってみてくださいね」