バカとアホ、言われて嫌なのはどっち? →全国の分布図がこちら
頻繁に耳にする機会がある「バカ」と「アホ」。侮辱の意味合いのほか、親しみを込めた意味合いで使われることもある両者だが、読者の皆様にとって言われて嫌なのはどちらだろうか。
ネット上では、
「関東人と関西人でアホとバカに含める意味合いが違う」
「関西人にとっての『アホ』はほめ言葉」
との声も上がり、住んでいる地域によって受け取る印象が違うとする意見もある。はたして、実際のところはどうなのだろうか。
Jタウンネットでは、そんな疑問に答えるべく2019年7月6日から9月17日の期間、「バカとアホ、言われて嫌なのはどっち?」との質問で読者アンケートを行った(総得票数:573票)。
はたして、気になる結果は――。
意外?東西差はあまり出ず...
アンケートの結果、全国的には「バカ」と回答した人が75.6%(433票)で過半数を占め、「アホ」の24.4%(140票)を圧倒する結果となった。アホの方が嫌だという人は4人に1人という結果であり、意外に少ない。
地域別に見てみると、バカ派が優勢で日本地図を赤く染め上げているが、北海道、茨城、栃木、千葉、山梨、熊本、沖縄の1道6県ではアホ派の方が優勢の結果に。岩手、宮城、秋田、大分、宮崎の5県では票が拮抗する結果となった。
これだけで一概に東西の違いが明らかになったわけではない。さらに詳しく見ていくため、次に東日本、西日本それぞれの地域で回答した人の割合を見てみよう。
NTT東西のエリアによる境目を参考に、新潟、長野、山梨、神奈川以東を東日本として日本地図を東西に区分け。改めて回答率を計算してみると下のグラフのような結果になった。
ご覧の通り、割合に若干の違いがあることがわかる。東日本ではバカ派が68%に対し、西日本では84%という結果であり、西日本に住む人の方がバカと言われて嫌だとする傾向が強い。同じことは東日本のアホについても言えるだろう。
とはいえ、大多数の人が言われたら嫌だと思うのは「バカ」であることに変わりない。
関西出身のお笑い芸人らの発言などを通じて、「アホ」が比較的フランクな言葉として受容されてきているということなのだろうか。もう少し「アホ」が伸びると予想していた北関東出身の筆者にとって、意外な結果となった。
読者の皆様はこの結果をどのように受け止めるだろうか。
普段何気なく友人や家族との会話で使っているという人は要注意。相手がどう思うか今一度考え直してみてほしい。