動物園もプールも科学館も全部タダ! 日立市の記念事業が太っ腹すぎる
2019.09.05 11:00
市民じゃなくてもタダになる
入場無料は市外から来た人も対象。年間パスポートを持っている人は期間が2か月延長されるなど、配慮されている。
2か月でも十分な長さだが、担当者によれば「もう少し長くてもいいのでは」という意見も出ていたという。期間の目安となったものの一つに、第74回国民体育大会「いきいき茨城ゆめ国体」(期間:9月28日~10月8日)の開催がある。
「遠方からもいろんな方がいらっしゃるんじゃないかと。そういう時に市のPRという部分で、施設を使っていただければいいんじゃないかという意見を頂いて、このくらいの期間に設定しました」(担当者)
5つの施設は、市を代表する施設ということなどが理由で選定された。入場無料にすることで、財政的に問題はないのかを担当者に聞いてみると、
「収入がないということは事実なんですけど、極めて深刻な状況かと言われると必ずしもそうでないのかなと。それを少し我慢しても、国体でいろんな方がいらっしゃる機会を逃さないで、80周年ということも含めていろんなことをやった方が、市としてプラスになるんじゃないかと判断しました」
と話している。
茨城で国体が開催されるのは1974年の第29回大会以来45年ぶり。市制施行80周年と同年になったということを踏まえれば、2か月間の入場無料は「やりすぎ」ではないのかもしれない。