黒板、百葉箱、図工室の椅子... 学校でお馴染みのアレの値段を調べてみた
「図工室の椅子は一脚13500円もする」――。先日、こんな投稿がツイッターで話題を呼んだ。
図工室の椅子と言えば、側板が付いた木製のものが思い浮かぶ。あの椅子が1万円以上するとは驚きだ。
試しにオフィス向け用品などの通信販売で知られる「アスクル」で調べてみると、税込みで1万183円(税込み)。話題になった投稿よりも少し安いが、それでもちょっと高すぎるのでは...と思ってしまう。
せっかくなので、工作椅子だけではなく他の学校備品の値段も調べてみた。
乱暴に扱ったことを後悔しそう
工作椅子は作業台を兼ねているそうだ。椅子だけの用途でなければ1万円を超えるのもわからなくはない。木の材質も相当良いものなのだろう。
工作椅子の投稿が話題になっていたが、そのリプライ(返信)欄には、
「学校でよく見るこの握力計もそこそこ高い」
「黒板も高いよな」
といったコメントが見られた。
こちらに挙がったものもアスクルで調べてみた。
デジタルともなれば安くて1万6524円。思った以上に高価だが小学生の握力測定の後、結構雑にしまっていた記憶がある。今だったらめちゃくちゃ丁重に扱う。
続いては黒板を見てみよう。こちらはアスクルに見当たらなかったので楽天市場で探してみた。すると――。
驚異の23万6325円。中学生の筆者を殴ろうとしたものの避けてしまったがために黒板を思い切り殴って怪我をした先生を思い出す。元気かな。
かなり長い年数、登校日は必ず使う代物と考えれば、安いかもしれない。
車並みの値段のものも...
学校備品について調べていると「こんなのもネットで買えるのか」と驚く品もある。例えばこちらだ。
脚付きなら20万円を超えてくる百葉箱だ。そういえば大阪市営地下鉄(現・大阪メトロ)の駅にも設置してある場所があった記憶があるが、学校以外では滅多に見かけない。
買うところが少ないからこそ、値段もそれなりに張ってしまうのだろうか。
さらに驚かされた品もあった。それがこちらだ。
今でこそあまり見かけなくなった二宮尊徳像はなんと226万8000円。こちらはヤフーショッピングで閲覧したが、Tポイントが11万3400ポイント返ってくるという。
これなら車が1台買えてしまうではないか。販売ページによると、
「忘れかけた日本人の心!全国の学校、自治団体より問い合わせ殺到の復刻」
とある。二宮尊徳像は結構売れているのかもしれない。
今回取り上げたのはあくまで一例だが、ほかにも高価な備品が数多い。くれぐれも子どもたちには大切に扱ってもらいたいものだ。