沖縄モノレールの乗車券、なぜQRコード? →実は「気候」が関係していた
汗で湿った乗車券が...
担当者によると、QRコードは2014年10月、ゆいレールと路線バスで使えるICカード「OKICA(オキカ)」と同時に導入された。それまでは磁気券を改札機に通す一般的な方法だったという。
しかし従来の方法では、温暖な気候の沖縄ならではの課題があった。汗で湿った乗車券を改札機に通すことから、たびたび紙詰まりが発生していたのだ。そんなこともあってQRコードに切り替えたようだが、紙詰まりの解消以外にも、
・通常の紙を使用しているため環境にやさしい(磁気券は産業廃棄物として処理)
・改札機に通さないため、故障が発生しにくい
といったメリットがあるようだ。
2018年度において、QRコードの切符購入者の割合は約60%。観光客が多いこともあってか、ICの40%を上回っている。
ツイッターでは一部の利用者が困惑している様子が伺われたが、実際はどうなのか。担当者に聞いてみると、
「特に観光客の多い那覇空港駅で、乗車券を反転させて読み取り部分にタッチする動作に戸惑っている様子が見られます。一度案内すると、以降の駅では比較的スムーズにタッチできているようです」
とのことだ。