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電電公社の「痕跡」、今も各地の公園に... ノスタルジックな昭和遺産「プッシュホン型すべり台」

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2019.05.25 18:00
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時代は変わっても遊び場に

こちらはツイッターユーザーの乗後景さん(@jougokei)が投稿したプッシュホン型すべり台の画像だ。

場所は東京メトロ東西線・行徳駅から徒歩10分程度の場所にある南沖公園だ。交通公園があることで知られる場所でもある。

乗後景さんによると、この滑り台は1981年に電電公社と市川電報電話局から寄贈されたもので、

「千葉県の加入電話150万台公衆電話3万台市川の加入電話15万台突破記念」

との文字もあるという。

きちんと番号ボタンも配置されているし、かなり凝っている。ちなみに肝心の滑る部分は、ボタンの裏側にあるようだ。

スマートフォン全盛の時代にプッシュホン――受話器もなく、今の子ども達がこれを電話と認識しているかどうかもわからない。

投稿のリプライ(返信)欄には、

といった反応が寄せられている。

このプッシュホン型すべり台だが、探してみると同じ千葉県の柏市にも残っている。

手前がすべり台、奥は受話器型ベンチ(画像は柏市役所の公式サイトより)
手前がすべり台、奥は受話器型ベンチ(画像は柏市役所の公式サイトより)

こちらには受話器型のベンチも存在している。先ほど同様に1981年に電電公社、そして柏電報電話局から寄贈されている。

見る機会がほとんどなくなってしまった公社章も含め、長く生き残って欲しい昭和の遺産だ。

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