日本全国、どんなに小さなところにも霊験の言い伝えなどが残っている。 みひかりの池 案内板(2019年4月16日、写真はすべてJタウンネット撮影) その多くははるか昔の出来事であるのだが、埼玉・鷲宮神社の「みひかりの池」は違う。なんと、1999年(平成11年)以降に神秘的な事象が起きたという。いったい、どういうことなのだろうか。 平成から後世に伝える 平成に起こった霊験と言うのは、月日の流れで埋まってしまった池をもとの姿に戻すため、土砂の搬出など整備を行っていたところ、池から水が湧き出て、龍のような雲が空を覆ったというもの。一連の経緯は、池のほとりに立つ看板でも説明されている。 筆者は2019年4月15日、この霊験について鷲宮神社の広報担当者に取材を試みた。 平成に起こった霊験ともあって問い合わせが多いとのことだったが、詳しい話についてはコメントを控えたいとのことだった。最近の出来事だけに、実際に目撃した人もいるのかと思って別の担当者にも聞いたが、確認してみないとわからないとの回答に留まった。 神聖な出来事であるにも関わらず、手短にすませるのは間違いなのかもしれない。神域については自分の目で確かめなければ――そこで16日、鷲宮神社へと向かった。 かつて鳥居があった場所と大酉茶屋田々 平日ではあったが、ちらほらと参拝客の姿がみえる。平成に起こった霊験を感じ取れることができるのか。 中を進むとまもなくその場所があった。 光天之池(みひかりのいけ) 水が落ちる音が聞こえる。ここがみひかりの池だ。かなりラフな気持ちで来ていたが、看板の内容を改めて読むと気が引き締まる。 みひかりの池の案内 龍のような雲がうずまいた、湧水があふれ出たなどにわかに信じられない。しかし、池を改めて見てみると、あることに気づいた。 なんと水が湧いている。遠目でしかわからないが、かなりの量が出ているようだ。 水が出ている部分は光にあたって輝き、水面の揺らぎが美しい。 長い年月、土の下にいた龍神様が水と共に現れる。完璧な根拠はないが、風も動かないような雰囲気も相まって本当の出来事だと信じてしまいそうだ。 鷲宮神社といえば人気漫画「らき☆すた」で一躍有名になった。これが流行したのは99年以降のこと。地元に与えた恩恵は相当なものと考えれば霊験あらたかと言えよう。 みひかりの池へ賽銭を入れることはできないので、本殿に移って参拝。今日の無礼の許しを請い、帰路についた。 平成の時代にもあったように、令和にうつり日本のどこかで新たな霊験が現れても不思議ではない。 嘘と笑い飛ばすか、信じるか。受け取る人の手にすべてが委ねられている。